...一昨年(をととし)から女教師を泊めた...
石川啄木 「鳥影」
...また泊めたのか?』『黙つてらつしやいよ...
石川啄木 「病院の窓」
...どうぞ一晩泊めてくださいまし」銭は三分あった...
田中貢太郎 「山姑の怪」
...夜は苦味生さんの友人末光さんのところへ案内されて泊めていたゞいた...
種田山頭火 「行乞記」
...私は農平君の宅に泊めて貰ふ...
種田山頭火 「旅日記」
...無理に頼んである茅屋に泊めて貰つた...
田山花袋 「道綱の母」
...一晩でも泊めると...
徳田秋声 「チビの魂」
...「それより安くちゃ貧乏人は泊められない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その人を泊めておいて...
中里介山 「大菩薩峠」
...――男を泊めたとあつちや...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...おそらく役所の命令で泊めなければならなくなることもないだろう...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...莊園の邸内(ていない)に泊めてもらふことが出來るかどうか訊ねてみた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...おみつを泊めてしまつたのださうだ...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...玉ねぎさんを馬小屋になんぞ泊めたら...
村山籌子 「川へおちた玉ねぎさん」
...「こんな山家にご領主をお泊め申すことは勿体ないやら有難いやらで...
吉川英治 「三国志」
...劉璋は、一晩、簡雍を泊めて、次の朝、翻然(ほんぜん)と悟ったもののごとく、印綬、文籍を簡雍に渡し、ともに城を出て降参の意を表した...
吉川英治 「三国志」
...大きな沼の畔(ほと)りの百姓家に泊めてもらった...
吉川英治 「源頼朝」
...御本房に泊めていただくのじゃから...
吉川英治 「宮本武蔵」
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