...泊(とま)り客は大抵(たいてい)外出してしまう...
芥川龍之介 「母」
...病院に泊まるものと高(たか)をくくっていた岡が突然真夜中(まよなか)に訪れて来たので倉地もさすがにあわてずにはいられまい...
有島武郎 「或る女」
...初めは行き暮れた旅人を泊らしては路銀を窃(ぬす)む悪猟師の女房...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...「買ったのかい? これを」私には外泊の弱味がある...
太宰治 「家庭の幸福」
...一泊して雑誌へ書くことになっている思想をまとめようと思って...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...泊る所がないので...
田中貢太郎 「続黄梁」
...秋葉山麓のN屋に泊つた...
種田山頭火 「旅日記」
...仲の好い同志遊びに往ったり来たり泊(とま)ったりしたものだ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...この人たちは宿泊所に泊まっているのであった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ああ汝 漂泊者!過去より來りて未來を過ぎ久遠の郷愁を追ひ行くもの...
萩原朔太郎 「氷島」
...泊り料を払つて、直吉が便所へ立つて行くと、里子がすぐついて来る...
林芙美子 「瀑布」
...下宿へ来て泊れと云う...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...庭土を積みこんだ小さな一本マストの帆船が河の流れに碇泊(ていはく)していたが...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「早すぎる埋葬」
...そこの谷城館で一泊...
柳宗悦 「全羅紀行」
...こんどはひと晩だけ泊っていった...
山本周五郎 「山彦乙女」
...イギリスから一晩泊りで来ている自動車を...
横光利一 「欧洲紀行」
...昨夜からあそこに碇泊したきりだ...
横光利一 「旅愁」
...ゆらい梁山泊の近県では泊中の手なみを知っているしまた飢饉(ききん)などの時には逆に助けられてさえいるので...
吉川英治 「新・水滸伝」
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