...……山田では尾上町の藤屋へ泊った...
泉鏡花 「歌行燈」
...実は宿に泊った西国巡礼夫婦から金に替えて貰ったので...
江見水蔭 「備前天一坊」
...私は或る静かな家に泊つたが...
高村光太郎 「気仙沼」
...つい日が暮れたら泊ってくるが...
田中貢太郎 「白い花赤い茎」
...宿の扁額に曰く“故郷難忘”五月二(マヽ)日曇、夕立、晴、満島泊...
種田山頭火 「旅日記」
...日本人の趣味が淡泊とか軽快とかいう言葉でいいあらわし得るものであることが...
津田左右吉 「偶言」
...「金を出してくれる確かな人なら泊めるのを断わりはしない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...泊り泊りで渋皮のむけた飯盛(めしもり)を見れば...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここへ泊り込んでいるとしたら...
中里介山 「大菩薩峠」
...この家に泊つてをります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...此家(こゝ)に三日も泊つてゐればわかることだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二三日前から泊りこんでいる...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...これもまた袖で鼻汁(はな)拭(ふ)く湾泊盛(わんぱくざか)り(これは当今は某校に入舎していて宅には居らぬので)...
二葉亭四迷 「浮雲」
...家(うち)が遠方だから泊ってきましょうか」と...
二葉亭四迷 「平凡」
...たった一晩だけ泊まり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...――まさに、ここ梁山泊も、芦荻(ろてき)一水(すい)をへだてるのみで、ぐるりと、彼方の岸は、官軍の猛威に包囲され終った形とはなってきた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...わしは中堂に泊っている間に...
吉川英治 「宮本武蔵」
...出かけようぜ」今夜八王子泊りとなれば...
吉川英治 「宮本武蔵」
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