...元来軍艦は碇泊(ていはく)したが最後...
芥川龍之介 「三つの窓」
...と言うのでまた坑夫の家に行って泊った...
浅沼稲次郎 「まあまあ居士の弁」
...当館にお泊り中でございますが...
海野十三 「大使館の始末機関」
...」第九章 火薬と武器ヒスパニオーラ号は少し沖に碇泊していたので...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...「僕はキッド船長の碇泊所へは戻らない...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...僅か二三泊の旅の小物類にしては...
豊島与志雄 「憑きもの」
...時たま泊って来る時には遠い別荘の宴会か何かへ雇われた事にするのである...
永井荷風 「ひかげの花」
...私と八五郎がここに泊ったのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...事と次第じゃ八五郎親分に口説かれても宜い――と」「バカ野郎」「行って泊ってやっちゃいけませんか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...谷中へ泊り込みでお仕事に行つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...せいぜい一晩泊りで...
林芙美子 「朝夕」
...……君は?」「私は四日前に台北から上京いたしまして只今は麹町〈南平ホテル〉に泊っております...
久生十蘭 「金狼」
...木賃(きちん)に泊る程の贅沢も出来ないのだ...
ボレスラーフ、プルース 二葉亭四迷訳 「椋のミハイロ」
...もううちにはお泊めしない...
堀辰雄 「爐邊」
...一夜の宿泊をさえ悔いた夕べもあった...
柳田国男 「雪国の春」
...主人みずから温室内に寝泊りして温度の調節を計るなど...
山本笑月 「明治世相百話」
...佐藤さんは白鳥博士のお宅に泊つてゐられるのである...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...愚堂が、木賃に泊れば、武蔵は木賃の軒端に寝た...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索