...海岸に沿うて下って安南に寄り...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...道は山の裾に沿うて...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...ついには盛りあがってかなりの高さまで岸に沿うてかけらをはねとばしたのちにようやく動かなくなったのであった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...北又川に別れて右折して只見川に沿うて進むこと...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...岩木川に沿うて五所川原といふ町が在る...
太宰治 「津軽」
...すぐ路傍に沿うて馬方などが時どき馬を繋いでいる木の根本の暗い処に白い物がちらちらと見えた...
田中貢太郎 「餅を喫う」
...その脇に沿うて略同じ勾配の道路をつけるから...
寺田寅彦 「雨の上高地」
...教わった通り防波堤に沿うて二町ばかりの宿の裏門を...
寺田寅彦 「嵐」
...道路に沿うて頭の上を電線が走っている...
寺田寅彦 「三斜晶系」
...裏通は山谷堀の水に沿うた片側町で...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...殊に本流に沿うては...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...そのとき彼はその小徑に沿うた木立の奧の...
堀辰雄 「ルウベンスの僞畫」
...全體に南から北へ海岸線に沿うて吹く風が常に多いと見えまして...
柳田國男 「潟に關する聯想」
...上石橋子から山麓に沿うて東南に行き...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...其處から引返して再び千曲川に沿うて溯(さかのぼ)り...
若山牧水 「樹木とその葉」
...町はづれの狩野川に沿うた宿屋に泊り...
若山牧水 「樹木とその葉」
...蒲原から由比にかけては道は直ちに海に沿うた山の根をゆくのであつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
...沿うて走る寒狹川の岸の岩には...
若山牧水 「梅雨紀行」
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