...この企業は沽券に関わる行為をしたとして訴えられた...
...沽券に関わる不正行為は、十分に罰せられるべきだ...
...彼は沽券に関わる業務を任されている...
...沽券に関わると思われる証拠が見つかった...
...彼女は沽券に関わる事件を深く知っている...
...どれだけ自分の店の沽券にかかはるかをよく承知してゐるので...
薄田泣菫 「茶話」
...彼等を見ていたのを見つけられては自分の沽券(こけん)にかかわるような気がしたからである...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...自信も何も無いくせに東北地方第一という沽券(こけん)にこだわり...
太宰治 「惜別」
...「あんな男を泊めると沽券(こけん)を落とすからね...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...たしかに江戸っ児の沽券(こけん)に触(さわ)ると力(りき)み出すものが多くありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...がんりきの沽券(こけん)が下るからと...
中里介山 「大菩薩峠」
...おいそれと甕(かめ)から這(は)い上る様では猫の沽券(こけん)にも関わる事だから是丈(これだけ)は御免蒙(ごめんこうむ)ることに致した...
夏目漱石 「『吾輩は猫である』下篇自序」
...氣が付くと沽券(こけん)に拘(かゝ)はると思つたものか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...江戸の色男の沽券(こけん)に拘わりますよ」「そんな間抜けなものになり度かァ無いよ」「間抜けでもドチでも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...親分の平次の沽券(こけん)に拘(かゝ)はるだけのことです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...天下の与力筆頭の沽券(こけん)にかかわる...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...芸術家としての沽券(こけん)に関するとでも思ったのだろう...
平林初之輔 「江戸川乱歩」
...おほむね“通(つう)の沽券(こけん)”と“通のジレンマ”ばかり食べてゐるやうなものだ...
吉川英治 「折々の記」
...道誉の沽券(こけん)をきずつけられた...
吉川英治 「私本太平記」
...あなたの沽券(こけん)にかかわりましょう」「ひがむな...
吉川英治 「新書太閤記」
...天城四郎たる者の沽券(こけん)はない...
吉川英治 「親鸞」
...おれの沽券(こけん)にかかわるからな」草笛は...
吉川英治 「平の将門」
...だらしがねえや」「吉岡方か」「あたりめえよ」「ひどく沽券(こけん)をおとしたものだなあ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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