...沼(ぬま)の中でカエルが鳴きました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「ナイチンゲール」
...ああさは我が隠沼...
石川啄木 「詩」
...おらら沼から出たでしゅ...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...それはそうと池沼を養成した音楽家エロシンコ君はたしかに一つの事業家であった...
魯迅 井上紅梅訳 「鴨の喜劇」
...世田谷の毛利という富豪の愛人を人造の底なし沼におとしいれる案をさずけた事件など...
江戸川乱歩 「影男」
...御厨村の村長田沼民二郎は...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...沼間めがけて叩きつけた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...長沼先生は油土をイタリアから取寄せ...
高村光太郎 「回想録」
...帝都の区内池沼(ちせう)に乏しからず...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...あたかもライン川が沼沢のうちに入り込むごとく...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...此菅沼(すがぬま)は東京近県のもので...
夏目漱石 「それから」
...信州の沼田芸平(ぬまたうんぺい)などは余(よ)ほど喧嘩の上手(じょうず)であった...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...漸く通ったのは沼津近く...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...沼のふちに置き去りにされたゼーロンが仰天して一散に追ひかけて来た...
牧野信一 「沼辺より」
...幸い今までの沼地に幾分か土が加わり水が退いて来たから...
柳田國男 「地名の研究」
...午後四時)予は明日から「田沼」にかかる...
山本周五郎 「青べか日記」
...沼地の水は霧になって...
吉川英治 「三国志」
...愛鷹山(あしたか)の根に湧く雲をあした見つゆふべ見つ夏のをはりとおもふ明がたの山の根に湧く眞白雲わびしきかなやとびとびに涌く畑なかの小みちを行くとゆくりなく見つつかなしき天の川かも沼津の町から私の住んでゐる香貫山の麓まで田圃の路を十町ほど歩いて來ることになる...
若山牧水 「樹木とその葉」
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