...沼南に対してもまた余りイイ感じを持たないで...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...曰く、松沼の濱也...
大町桂月 「常磐の山水」
...沼(ぬ)にひとりなる法子兒(はふしご)の翡翠(かたそび)ならで...
薄田淳介 「白羊宮」
...女川から気仙沼へ行く気で午後三時の船に乗る...
高村光太郎 「気仙沼」
...然し沼のあたりのイタヤ楓はそろ/\染めかけて居る...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...そのうちに青沼は自分の独り言のように小さな声で...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...前にいった菅沼と従弟の山本と...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...夏が過ぎたら復た沼崎君は赤ハツに成つた...
長塚節 「教師」
...彼等(かれら)は沼邊(ぬまべ)の葦(あし)のやうに集(あつま)れば互(たがひ)に只(たゞ)ざわ/\と騷(さわ)ぐのである...
長塚節 「土」
...沼間夫人の遠謀も...
久生十蘭 「キャラコさん」
...私が落ちたゝめに穴を生じてゐる水草の間の水面を稍暫く眺めてゐたが余程しつかりと沼底に突きさゝつたと見えて私の木刀は決して浮びあがつて来なかつた...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...併し僕は沼尾君を憎みこそしないけれど...
水野仙子 「道」
...きのういらしったとき沼津のこと何ともおっしゃいませんでしたろうね」彼は...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...「沼」のかなたのほうへ飛び去った...
山本周五郎 「薊」
...大沼で鴨猟(かもりょう)がおこなわれたとき...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...沼の袋小路でがすぜ」「阮(げん)の兄弟の漁小屋があるだろうが」「あ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...沼のはるか風上から...
吉川英治 「新・水滸伝」
...結核性の咽喉の病氣にかゝつて六七年も私の沼津に來て養生してゐたのだが...
若山牧水 「梅雨紀行」
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