...食蜃人(しょくしんじん)や土蜘蛛(つちぐも)を退治するのに...
芥川龍之介 「犬と笛」
...この病気を治す薬は日本人の真面目というものだというているのですから...
内山完造 「魯迅さん」
...その馬鹿の大食ひを治すには何よりかも酒を飲ますに限るんだからね...
薄田泣菫 「茶話」
...風邪を治すよりも鮒を釣る方がずつと上手の医者があつた...
薄田泣菫 「茶話」
...わたしはこれらの人々が怪物を退治するとか生けどりにするとか...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...それから醫師が來てから本當に療治する...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...かれは軽い胸の故障を治すために半月ほど前から此の海岸の旅舎に来てゐるのであつたが...
田山録弥 「波の音」
...人々は何に依って之を治すべきであろうか...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...先づ其要素たる貴族の病根を治せざる可からず而も現代貴族の病根の到底治す可からざるを見るに於て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...薬餌をもって病を治することを主たる仕事としたもので...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...指先から霊力を放射して病気を治すという治療者が...
中谷宇吉郎 「千里眼その他」
...お家の獅子身中の蟲(むし)を退治する積(つも)りだった父上の御心持はよく解るが...
野村胡堂 「十字架観音」
...風狸の一名あるこの獣の尿は諸風を治すと信じたのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...いじめたり苦しめたりしなければ霊肉いずれの病をも療治する方法はないかのようにいっているのは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...馬や犬を療治することも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...見かけたらすぐに退治するが...
柳田国男 「こども風土記」
...治す方法があると思う...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...かれらは狼かなにかのけもの(血気の連中だから化物だとでも思っていたらしい)を退治するつもりなので...
山本周五郎 「風流太平記」
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