...尚(なお)身近くには油断のならない敵手「右足のない梟(ふくろう)」がいて...
海野十三 「流線間諜」
...しかもより油断のならない...
大杉栄 「日本脱出記」
...十月十六夜金虚子大人座下○明治三十九年十一月九日(封書)昨日は御出かと思って居たら東洋城の注進で顔がはれたという訳で髪結床も油断のならないものと気がつきました...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...この油断のならない伯爵を...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...復興というものは往々油断のならない代物だからである...
戸坂潤 「社会時評」
...油断のならない眼をもって...
中里介山 「大菩薩峠」
...それだけに油断のならない相手であるとは...
中里介山 「大菩薩峠」
...僕はこの問答を未(いま)だに記憶しているんだがその時小供心に女と云うものはなるほど油断のならないものだと思ったよ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...油断のならない世の中だ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...油断のならないものだと思うんだが...
久生十蘭 「肌色の月」
...油断のならない奴だ! と思つた...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...抜目のない人同志の話は油断のならないものらしい...
宮本百合子 「暁光」
...又イギリスがしかつめらしい皮をつけ乍らなかなか油断のならない通人をもっている証拠で面白いと思うの)ミラノのスカラ座では一八四八年頃...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...――まだ油断のならないのは相良(さがら)金吾...
吉川英治 「江戸三国志」
...何か油断のならないものを...
吉川英治 「新書太閤記」
...きゃつを油断のならない人物とは...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「油断のならない舅(しゅうと)だ」と...
吉川英治 「源頼朝」
...油断のならない大物として...
吉川英治 「宮本武蔵」
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