...七八年の日月(じつげつ)は河のやうに流れ去つた...
芥川龍之介 「微笑」
...ヘロドトス(Herodot)のごとき人々は皆このナイル河畔の古き国土をたずね...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...二度目に美妙を訪(おとの)うたのは駿河台(するがだい)の自宅であった...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...先ず河野が、血痕を発見した当時の模様を詳しく陳述して引き下ると、次に私が署長の面前に呼び出されましたが、私はそこで河野の喋ったことを、更に又繰返すのでありました...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...河内介は懐から小さな錦の袋を取り出して...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...河野のやうな自ら欺くことの出來ない男が自分に何等の信念もないのに...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...吹きはらふ河風(かはかぜ)に桜(さくら)の病葉(わくらば)がはら/\散る...
永井荷風 「すみだ川」
...山河の配置は依然として舊觀を保つてゐるけれども...
長岡半太郎 「大阪といふところ」
...アラスカ氷河の特徴アラスカの氷河は...
中谷宇吉郎 「アラスカの氷河」
...河中に流れたものではないかと捜索している...
浜尾四郎 「死者の権利」
...神田の小河豚屋(しおさいや)で通る老舗(しにせ)...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...茫然と町角に立って河童の皿のついた自動車の通行を計算している秀陳の傍へ行って...
久生十蘭 「魔都」
...曰く 類ひなき富士ぞ起れる清見潟駿河の海は紫にして 大いなる駿河の上を春の日が緩く行くこそめでたかりけれ春の海いま遠方(をちかた)の波かげに睦語りする鰐鮫思ふ終日のたりのたりかなでは曲がない...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...實に本邦薩州大河(平)を除くの外他に比すべき地なし...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...向うの河原へ泳ぎだした...
宮沢賢治 「さいかち淵」
...やがて紅梅河岸(こうばいがし)まで来ましたが...
吉川英治 「江戸三国志」
...河内房の二人も側から顔をのぞかせた...
吉川英治 「剣難女難」
...駿河口(するがぐち)の八ぽうから...
吉川英治 「神州天馬侠」
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