...その中で純粋な自然科学的研究に没頭するという場合は...
寺田寅彦 「学問の自由」
...しかし何か興味のある仕事に没頭することが出来れば暑さを忘れてしまうことは容易である...
寺田寅彦 「夏」
...何か学術の研究に没頭するというのも...
徳田秋声 「仮装人物」
...音楽の研究に没頭するようになったのは十九歳の年であった...
野村胡堂 「楽聖物語」
...文芸に没頭する暇もなく...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...没頭することによって真実と確実性に達する我慢できる期待が少しもないとき...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...「続綴方教室」に没頭する...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...古雑誌を出したりして没頭する...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...いとも花々しい労働に没頭することから端を発して幽遠な精神上の光りの国へ憧憬の翼を差し伸したい――そんな風な...
牧野信一 「祝福された星の歌」
...文学に没頭する暇などはなくなつてしまふ――やがて...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...あの仕事に没頭することだけで満足出来るのさ...
牧野信一 「塚越の話」
...熟読に没頭する歴史の愛好家であつた...
牧野信一 「村のストア派」
...美的境地に没頭する時...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...一方では悠々(いう/\)本来の創作の仕事に没頭する……そこには揺ぎのない生活の安定がある――とこれが私の空想だつたのである――...
宮地嘉六 「老残」
...御堂(みどう)の仏勤めにも没頭することができて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...かえって集中沈潜してその瞑想に没頭することができるらしく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...生活に没頭する活動家には...
柳田国男 「木綿以前の事」
...その原稿に没頭することによって...
山本周五郎 「青べか物語」
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