...僕だつて然う没分暁漢(わからずや)ではないからね...
石川啄木 「札幌」
...没分暁漢(わからずや)...
泉鏡花 「活人形」
...何といふ没分暁漢(わからずや)なんだらうね...
薄田泣菫 「茶話」
...性格が分裂して徹底した没分暁漢になれなくなるから...
寺田寅彦 「田園雑感」
...文化上の無知な没分暁漢である日本の政治家や為政者に対する批判ではなくて...
戸坂潤 「再び科学的精神について」
...処が文化については没分暁漢は極度に沢山いるにしても...
戸坂潤 「再び科学的精神について」
...没分暁漢(ぼつぶんぎょうかん)あるいは門外漢になると知らぬ事を知らないですましているのが至当であり...
夏目漱石 「中味と形式」
...岡本もよっぽどの没分暁漢(わからずや)ね」津田は黙ってしまった...
夏目漱石 「明暗」
...自然主義というものに、恐ろしい、悪い意義があるように言い触らしたのは、没分暁漢の言か、そうでなければためにするものの言である...
森鴎外 「文芸の主義」
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