...消息の方には「剰殺二数十鹿一剥レ皮」と記し...
谷崎潤一郎 「覚海上人天狗になる事」
...剰(あま)すところの国もただ名義上において独立国たるを得るのみ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...技術家の過剰ということなのである...
戸坂潤 「技術の哲学」
...また文学の過剰からぬけ出す一方法でもあった...
豊島与志雄 「文学以前」
...剰(あまつさ)へ婦人を貪り候段...
中里介山 「大菩薩峠」
...月々に流されるかの血液の過剰の如く...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...大分過剰にはいったらしい...
中谷宇吉郎 「面白味」
...偶々過剰な架空的要素を含んでいたので...
久生十蘭 「金狼」
...然(しか)るに日本の国民が乱暴をして剰(あまつさ)え人を殺した...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...そしてかかる事態は一国民の純剰余生産物すなわち自由に処分し得る富にとって好都合なものではないけれども...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...社会の利益にもなれば同時にその所有者をしていっそう多数の人に援助を与え得せしめることとなる剰余生産物を...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...引続き耕作者を刺戟してその剰余生産物を増加せしめてきているのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...工業品よりも穀物の平均剰余を有つことの方が重要であろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...しかも今日の人間は自意識の過剰に苦しむともいわれている...
三木清 「人生論ノート」
...そして歩かなければ眠れない遊惰と過剰された時間は...
室生犀星 「幻影の都市」
...貞固の盤纏(はんてん)は僅(わずか)に一分銀(いちぶぎん)一つを剰(あま)していたのである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...もしそれが倒れてギルドがこれに代るなら、生産は調節され、過剰は去り、価格は安定し、民衆はその利得に浴するであろう」と...
柳宗悦 「工藝の道」
...過剰かも知れないあらゆるものを除去する――単語...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「怪奇小説の執筆についての覚書」
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