...この問答はそのまま沙汰止みになって...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...もつと好(い)い考へが起きて来たので到頭沙汰止みになつた...
薄田泣菫 「茶話」
...決闘は沙汰止みになつて了つた...
薄田泣菫 「茶話」
...とうと沙汰止みとなつた...
薄田泣菫 「茶話」
...とう/\此論も沙汰止みの行はれず仕舞となつた...
塚原蓼洲 「兵馬倥偬の人」
...再入院はいつともなく沙汰止みになっている...
外村繁 「澪標」
...もっともその話は沙汰止みになったようで...
中谷宇吉郎 「兎の耳」
...沙汰止みになりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そのうちには沙汰止みとなつてしまふかも知れないなどとさへ望んだのである...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...当分沙汰止みとなつてゐたところであつた...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...破天荒の炭焼窯爆破の実験は沙汰止みになった...
武者金吉 「地震なまず」
...チリ行きの話は先方の都合で沙汰止みになった...
武者金吉 「地震なまず」
...そこで次男の(そう)を立てようとしたが、長子を廃するのは国乱の始めなりと、俄然、紛論が起って、沙汰止みとされ、やむなく礼にしたがって、次男を除こうとしたところ、蔡夫人、蔡瑁などの勢力が隠然とものをいって、背後から彼を苦しめ惑わすのであった...
吉川英治 「三国志」
...しばらく沙汰止みになっていたが...
吉川英治 「三国志」
...ついに沙汰止みとなったまま...
吉川英治 「私本太平記」
...はや沙汰止みとなっていたのである...
吉川英治 「私本太平記」
...賭博の紛争は沙汰止みになったらしいが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...沙汰止みになった」「えっ……?」「よろこべ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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