...幾条(いくすぢ)もならべほりて終(つひ)には八九尺四方の沙中(すなのなか)へ行義(ぎやうぎ)よく腹(はら)の子(こ)をのこらず産(うみ)をはる...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...一般に僞書として排斥せらるゝ書籍も沙中の眞珠にも比すべき史的光彩の燦然たる事實を含有すること往々なり...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...あたかも珠を沙中に拾ったように喜んだ...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...一三三〇年頃仏国の旅行僧ジョルダヌス筆、『東方驚奇編(ミラビリア・デスクリプタ)』にいわく、エチオピアに竜多く、頭に紅玉(カルブンクルス)を戴(いただ)き、金沙中に棲み、非常の大きさに成長し、口から烟状の毒臭気を吐く、定期に相集まり翼を生じ空を飛ぶ...
南方熊楠 「十二支考」
...この蝮は平生頭のみ露わして体を沙中に埋め...
南方熊楠 「十二支考」
...沙中水もっとも多き所を速やかに発見し...
南方熊楠 「十二支考」
...しかる後に沙中に臥し沙を膏に附く...
南方熊楠 「十二支考」
...特に珍らしいのは河原に出て自由に沙中の湯に浴し得る事である...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...また沙中に交叉する幾条かの路に...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...日本人で根気のよい支那人に沙中から掘らせて買占める人達が...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...西人所謂曹達也)曹達沙中気...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...石獣沙中立...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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