...沙金のみだらな媚(こ)びのたくみを...
芥川龍之介 「偸盗」
...実力に於て首相を凌(しの)ぐと取沙汰されているのも...
海野十三 「仲々死なぬ彼奴」
...彼には沙漠が、月夜が要るのだ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...管子、小匡篇には齊桓公のことを記して「北至於孤竹山戎穢貉拘秦夏、西至流沙西虞、南至呉越巴※※※不雕題黒齒荊夷之國」とある...
内藤湖南 「禹貢製作の時代」
...なにしろ流沙河(りゅうさが)で最も深い谷底で...
中島敦 「悟浄出世」
...手持無沙汰(てもちぶさた)の感じが強く頭に上った...
夏目漱石 「行人」
...手持無沙汰(てもちぶさた)は無論である...
夏目漱石 「坑夫」
...「しばらく御無沙汰をしました...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...黄いろい沙漠と、黄いろいピラミッドと、三本の椰子の木の模樣は如何にもアメリカの煙草の箱らしく垢拔けのしたものだつた...
林芙美子 「雨」
...そのうちに大槻「いまになってかような御沙汰を受けるのは困る...
久生十蘭 「玉取物語」
...ここ三年は便りもご無沙汰だった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...遂に武都の沙汰に留るとかや(伯耆民談)...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
......
柳田国男 「海上の道」
...和泉守から慰労の沙汰があった...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...手持無沙汰な感じである...
横光利一 「欧洲紀行」
...沙子(すなご)の中で人しれず...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...顔に金印(いれずみ)を打たれて沙門島(しゃもんとう)へ流された...
吉川英治 「新・水滸伝」
...入れ代りに従者らしき男が一嚢(のう)の沙金(さきん)をおいて風の如くぷッと去ってしまった...
吉川英治 「新・水滸伝」
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