...長沙(ちょうさ)...
芥川龍之介 「「支那游記」自序」
...○明治四十三年十一月二十一日(麹町区内幸町胃腸病院ヨリ)(封書)拝啓 その後は御無沙汰に打過候...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...皆様に御無沙汰を申上て居ります...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...眞赤な合歡花(ねぶのはな)の咲いて居る沙漠の水際に...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...毛布と称するのはもはや僭上(せんじょう)の沙汰であって...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ヨーロッパ本土からは何の音沙汰もない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日白魔」
...十二時ごろに突然巌谷家を訪れて御無沙汰を詫びて来よう...
牧野信一 「「三田文学」と巌谷夫人」
...前世夜叉なりしが佛に歸依して沙門たりし功徳により北方の神王に生れかわつた...
南方熊楠 「毘沙門の名號に就いて」
...喧嘩(けんか)や暴力沙汰は禁じられている...
山本周五郎 「さぶ」
...軍鑑に記されたうえ食禄御加増の御沙汰が出た」ふいにさっと...
山本周五郎 「日本婦道記」
...剃髪(ていはつ)して如意輪寺の沙門(しゃもん)となってしまったということであった...
吉川英治 「剣難女難」
...小さい殺傷沙汰はひッきりなしだし...
吉川英治 「私本太平記」
...其許(そこもと)へ御加増のお沙汰...
吉川英治 「新書太閤記」
...八宗の沙門(しゃもん)...
吉川英治 「新書太閤記」
...……ほかの所で、祟(たた)らぬとは限りませんからな」家康は、口を抑えて、「沙汰なし、沙汰なし」と、云って別れた...
吉川英治 「新書太閤記」
...鴨嘴灘(おうしたん)から金沙灘(きんさたん)の岸まで...
吉川英治 「新・水滸伝」
...かかる刃傷沙汰は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...「汝等沙門当(まさ)に愛欲を捨つべし」という...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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