...其所ノ二供載一者多ハ是庸卑雑沓猥褻衆口喋タリ...
京山人百樹 「北越雪譜」
...両手を上沓に嵌(は)む...
ストリンドベルヒ August Strindberg 森鴎外訳 「一人舞台」
...歯止沓 車が坂を下る時車輪が滑らぬように輪底に取附ける鉄片または木片...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...広重は顔見世乗込(かおみせのりこみ)の雑沓...
永井荷風 「江戸芸術論」
...風渡る梢(こずえ)もなければ馬の沓(くつ)の地を鳴らす音のみ高し...
夏目漱石 「薤露行」
...沓脱(くつぬぎ)の裏に打ち込んで逃出したが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何をそんなに面喰らっているんだい」平次は落着きはらって如露(じょろ)を沓脱(くつぬぎ)の上へ置きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...都会の雑沓の中をうろついたり...
萩原朔太郎 「僕の孤独癖について」
...そこの廊下で雜沓のうちに擦れ違ひざま...
正宗白鳥 「昔の西片町の人」
...とにかくきれいなすきとおった沓(くつ)をはいていました...
宮沢賢治 「風野又三郎」
...藁沓にぼっちをかむって...
矢田津世子 「凍雲」
...沓石(くつぬぎ)へ腰をすえ...
吉川英治 「大岡越前」
...けれど、それに対して、もう起って答える者のなかった時、沓音高く、ここへ入ってきた一人物があった...
吉川英治 「三国志」
...沓掛(くつかけ)に押し迫って来る様子とござりますが」「そうか」信長は...
吉川英治 「新書太閤記」
...この沓掛(くつかけ)からも...
吉川英治 「新書太閤記」
...鳳凰型(とりがた)の沓(くつ)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...太刀の鞘(さや)や沓(くつ)に光っている漆(うるし)も...
吉川英治 「源頼朝」
...六足の沓(くつ)ができた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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