...この附近の人家は何れも全く浮石と灰の下に埋沒し...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...沒我的に解釋してしまつた缺點はある...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...又渡一海千餘里、至末盧國、有四千餘戸、濱山海居、草木茂盛、行不見前人、好捕魚鰒、水無深淺、皆沈沒取之...
陳壽 「魏志倭人傳」
...閣下恐らく恢復す可からざる汚名の下に沒了せむ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...社會とは殆ど沒交渉である...
長岡半太郎 「ノーベル小傳とノーベル賞」
...水深は足を沒する位のものであつた...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...お六さん」平次は沒義道(もぎだう)にクルリと背を見せました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まづあの位沒趣味の人間はないだらう...
萩原朔太郎 「室生犀星に與ふ」
...之に反して「過去」は生の壞滅・存在の喪失・非存在への沒入である...
波多野精一 「時と永遠」
...逍遙子が沒理想の時文評論を作れるも宜(むべ)なり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...沒類想なればなり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...逍遙子が沒理想論出でゝ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...逍遙子に理想を沒却すること充分なるものとせらるべし...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...沒評即沒却理想と解せられしはこれがためならむと...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...わが沒理想は南山の壽の如く...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...ゾラは沒理想論を唱へつゝも大理想家の業をなしたり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...再び濃霧のなかへ埋沒した「レエヌ...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...長崎に現存してゐる文化の中へ沒入したら...
吉川英治 「折々の記」
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