...日出日沒ごとに鳴るといひ傳ふ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...この何にまれ一つの爲事の中に沒頭してあらゆる慾得を忘れた樂みには代へ難い...
石川啄木 「硝子窓」
...これ既に藝術の第一義を沒却したるものなり...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...道義を伴はざる物質文明の沒落を諷す...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...近世に入りて其貴族が沒落すると...
内藤湖南 「概括的唐宋時代觀」
...水無二深淺一皆沈沒取レ之...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...風太郎如何に神出鬼沒(しんしゆつきぼつ)の怪盜でも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三萬七千石を沒收...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...果てしもない相談事に沒頭してをります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...かの山海のあひだに變幻出沒するところのバンピール――怖るべき電氣猫...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...之に反して「過去」は生の壞滅・存在の喪失・非存在への沒入である...
波多野精一 「時と永遠」
...以上述べた所と聯關して又それの歸結として、アガペーの第二の特徴をなすは自己抛棄、犧牲、獻身、去私、沒我、等の語によつて言ひ表はされたる主體の態度である...
波多野精一 「時と永遠」
...若し沒理想を説く人のいへるが如く...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...その「ドラマ」即ち沒却理想詩と戲曲との限界尚未だ明ならざるを惜みき...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...沒評詩の大なるものと小なるものとの細區別は左の如くなるべし...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...沒却理想即大理想...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...忽焉沒兮...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...何でも武田氏沒後の移住から始まつてゐるやうに聞いてゐる...
吉川英治 「折々の記」
便利!手書き漢字入力検索