...ただ斎戒沐浴(さいかいもくよく)をしたと同一(どういつ)の浄(きよ)らかな気持(きもち)になればよいのでございまして……...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...たといどれほど自分が拠(よ)ってもって生活した生活の利点に沐浴(もくよく)しているとしても...
有島武郎 「広津氏に答う」
...俺達は何を好んで櫛風沐雨の生活に身を投じようとするのかと...
石川欣一 「山を思う」
...骨組を作り先輩の承認を經たので齋戒沐浴して作歌に取り懸かつた...
相馬御風 「校歌「都の西北」と私」
...其死有棺無槨、封土作冢、始死停喪十餘日、當時不食肉、喪主哭泣、他人就歌舞飮酒、已葬、擧家詣水中澡浴、以如練沐...
陳壽 「魏志倭人傳」
...沐浴既に用あらず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...『詩経』に「豈(あ)に膏沐(こうもく)無からん...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...モラルなどは沐猴にして冠するものだろう...
戸坂潤 「思想としての文学」
...(イ)倭地温暖より以如二練沐一に至る一節...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...勿論運動または沐浴(もくよく)の不如意(ふにょい)等も...
野中到 「寒中滞岳記」
...上流の俊髦(しゅんぼう)前光卿は沐猴(もくこう)の冠(かん)したのは違う大宮人(おおみやびと)の...
長谷川時雨 「柳原※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子(白蓮)」
...行來度海、令一人不櫛沐、不食肉、不近婦人、名曰持衰...
范曄 「後漢書倭傳」
...新に沐(もく)する者は必ず冠(かん)を弾(だん)し...
福沢諭吉 「徳育如何」
...猴好んで面を拭(ぬぐ)うて沐(もく)するごとき故に沐猴という...
南方熊楠 「十二支考」
...またこれへ臨むのに沐浴をいたして来たのは...
吉川英治 「黒田如水」
...再び十日(じゅうじつ)斎戒(さいかい)薫沐(くんもく)して...
吉川英治 「三国志」
...孔明は沐浴(もくよく)して後...
吉川英治 「三国志」
...沐浴(もくよく)した五体に...
吉川英治 「宮本武蔵」
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