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スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...およそ事物は発生当時は渾沌(こんとん)として唯一である...
大隈重信 「日本の文明」
...いよいよ混沌として...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...今まではなるべくなら避けたく思った統計的不定の渾沌(こんとん)の闇(やみ)の中に...
寺田寅彦 「量的と質的と統計的と」
...黒雲高くおほ空の照る日の影を呑みけして紅蓮の焔すさまじく巖も熔くる火のみ山あめつちわかぬ渾沌のおもかげ君はこゝに見む...
土井晩翠 「天地有情」
...――こうした熱にでも浮かされたような混沌のなかに...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...――そしてその混沌(こんとん)の中には...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...世界は混沌(こんとん)のうちに陥りて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...熱情と無我夢中と大騒ぎと混沌たる幸福とをもって結婚するがいい...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この孤々分離の渾沌トポスはやがて...
中井正一 「美学入門」
...混沌たる今日の時代のものに属しないから...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...やつぱし明確なもののまはりを混沌がとりかこんでゐて...
原民喜 「かげろふ断章」
...いたずらに混沌として睡眠するの憐むべき情態にあると同時に...
日野強 「新疆所感」
...しぶきは絶え間なく遍々と飛んで混沌の虚空を宿す...
牧野信一 「酒盗人」
...充溢にほかならぬ渾沌の世から抜き出して...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「悩みのひととき」
...きのうでしたか、おとついでしたか、混沌の子の、7990御きょうだいのパルチェエ達にも逢いました...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...愚劣な風聞や風評が徒(いたず)らに吹きすさむこの混沌の中に...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...混沌のただ中この上なく嫌らしい騒音を立てて恐ろしい一連の峰々が突如として屹立し――地球はその最も高く最も恐怖すべき山脈を受領したのだ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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