...単純に見るとそこには渾沌(こんとん)と単一とがあるばかりとも思われよう...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...以前は渾沌の闇に隠されていた星も光り始め...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...一般に永遠の昔から存在する渾沌...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...太古の混沌より卵生し...
高木敏雄 「比較神話学」
......
高村光太郎 「智恵子抄」
...彼等のこころのなかには、渾沌と、それから、わけのわからぬ反撥とだけがある...
太宰治 「道化の華」
...・自動車まつしぐらに炎天・木かげは涼しい風がある旅人どうし若葉の中からアンテナも夏めく・それはそれとして草のしげりやうは湯田温泉夏山のかさなれば温泉(ユ)のわくところ・おもひでの葉ざくらのせゝらぐ・さびしがりやとしてブトにくはれてゐます七月十一日曇、混沌として...
種田山頭火 「其中日記」
...生死混沌の泥沼彷徨でありました...
種田山頭火 「松山日記」
...破壊と混沌とをけっして拒もうとしないものである...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...私は昔は混沌界(こんとんかい)を見たが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...混沌と偶然とに見えるときがある...
中井正一 「図書館に生きる道」
...混沌たる明治文明の赴くところは大正年間十五年の星霜を経由して遂にこの風俗を現出するに至ったものと看るより外はない...
永井荷風 「申訳」
...無節度との混沌(こんとん)の中から洗い上げて立ち上がらせること...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...国初混沌の世の陰性を表せるが...
南方熊楠 「十二支考」
...開化期の渾沌にある二筋の傾向...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...もつと激しく混沌とこんがらかつてゐるからである...
三好達治 「銀座街頭」
...これがかの混沌(こんとん)とした物の発する声である...
森鴎外 「雁」
...人は混沌たる中にあらゆる物を持つてゐるのでありますから...
森林太郎 「混沌」
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