...とても沈着なものでして...
上村松園 「謡曲仕舞など」
...あの沈着な博士が...
海野十三 「キド効果」
...しかし妻は冷静な沈着な女です...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鉄の処女」
...もっとも沈着な心の人でさえ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...沈着な人に似合わず...
中里介山 「大菩薩峠」
...沈着な態度を外部側(そとがわ)にもっている彼は...
夏目漱石 「明暗」
...小松ほどの沈着な男でもやはり取り乱すこともあるのだと思い...
久生十蘭 「ハムレット」
...安南王はいかなる酔漢もこれほど沈着ではあり得なかろうと思われるような沈着な口調で...
久生十蘭 「魔都」
...日ごろ死灰のごとく冷静沈着なる真名古の振舞としては...
久生十蘭 「魔都」
...沈着なる交番氏にも...
久生十蘭 「魔都」
...沈着な現実の観察と洞察とがいるが...
宮本百合子 「新しい船出」
...高貴の生れであるために温雅沈着なのではなく...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...おちついた沈着な色をしていた...
山本周五郎 「はたし状」
...しかし沈着な父は...
夢野久作 「冥土行進曲」
...カイアエ君は偉大な体格をして態度の沈着な男...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...すこし沈着な靜思を平常に持つてゐたなら...
吉川英治 「折々の記」
...その剛胆と沈着な姿に...
吉川英治 「三国志」
...夫人はほんとに沈着な立派な方でした...
吉行エイスケ 「バルザックの寝巻姿」
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