...旧約聖書においてこの個人的沈潜の深みを伝えし第一がヨブ記であることは...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...自己沈潜のためか...
種田山頭火 「一草庵日記」
...田舎者には田舎者の句老人には老人の句山頭火には山頭火の句┌素質┐│年齢┼個性└環境┘┌創作的活動│ 量よりも質└批判、沈潜、表現一月十二日晴――曇――時雨...
種田山頭火 「其中日記」
...昨夜は一睡もしないで、自己に沈潜した、自己省察は苦しかつた、だが、私の覚悟はきまつた...
種田山頭火 「其中日記」
...時代錯誤的生活に沈潜する...
種田山頭火 「私を語る」
...その時私は直接に自分の心の調べにのみ沈潜してゆくことが出来た...
豊島与志雄 「運命のままに」
...彼が夢にも思わなかったほどの深い所へ沈潜したのだった...
豊島与志雄 「子を奪う」
...――そしてその一念のうちに沈潜しようとつとめた...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...しみじみ沈潜している瞬間にたいしてばかりである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いよいよ詩生活に沈潜しようと思つてゐる...
中原中也 「在りし日の歌」
...上州の片隅に勉学に沈潜する静謐(せいひつ)な世界が存在したとは...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...そしてそれらの体験と沈潜とから得来ったものを自己の形式において生かそうとする人は...
三木清 「語られざる哲学」
...深い懐疑に沈潜する事も...
宮本百合子 「概念と心其もの」
...自身の感情の奥深くまで沈潜させ...
宮本百合子 「ケーテ・コルヴィッツの画業」
...自身の内外の中に沈潜する...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...沈潜し規模のあるそういう生活感情こそ明日の文学の土台です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...いかにもその底に深い怨恨に燃え沈んだ野武士の霊魂が沈潜していそうに思われるほど...
室生犀星 「幼年時代」
...それは深い工夫であり沈潜であって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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