例文・使い方一覧でみる「沈」の意味


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...魂は内に渦卷き溢れるものに集注し潛するに專らなるが爲に...   魂は内に渦卷き溢れるものに集注し沈潛するに專らなるが爲にの読み方
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」

...しきりに下したわがクロクロ島の屋根を打診(だしん)していたことになるのだ...   しきりに沈下したわがクロクロ島の屋根を打診していたことになるのだの読み方
海野十三 「地球要塞」

...数秒間奇妙な黙が続いた...   数秒間奇妙な沈黙が続いたの読み方
江戸川乱歩 「黄金仮面」

...この問題については黙を守らなければならないと覚(さと)った...   この問題については沈黙を守らなければならないと覚ったの読み方
ストックトン Francis Richard Stockton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」

...と黙のうちに固く誓約して...   と沈黙のうちに固く誓約しての読み方
太宰治 「秋風記」

...身心欝、自責の念堪へがたし、自粛の実行によつてのみ私は救はれる、最初に、そして最後まで酒を克服せよ、頃日来の醜態はたゞ酒ゆえではないか...   身心沈欝、自責の念堪へがたし、自粛の実行によつてのみ私は救はれる、最初に、そして最後まで酒を克服せよ、頃日来の醜態はたゞ酒ゆえではないかの読み方
種田山頭火 「一草庵日記」

...静、いよ/\帰ることにする、どこへ...   沈静、いよ/\帰ることにする、どこへの読み方
種田山頭火 「旅日記」

...グーセフは仰向いたままぐうんとむ...   グーセフは仰向いたままぐうんと沈むの読み方
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「グーセフ」

...暗い鬱(ちんうつ)な顔をして黙ってやっている...   暗い沈鬱な顔をして黙ってやっているの読み方
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」

...へんに打ちんでいた...   へんに打ち沈んでいたの読み方
豊島与志雄 「怒りの虫」

...直に眠にんでいった...   直に眠に沈んでいったの読み方
豊島与志雄 「現代小説展望」

...お前たちと黙を共にしなければならない訳もない...   お前たちと沈黙を共にしなければならない訳もないの読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...鉛のようにんだ心とを...   鉛のように沈んだ心とをの読み方
直木三十五 「南国太平記」

...けれどももう少しで朦朧(もうろう)の境(さかい)にむべき性質(たち)のものであった...   けれどももう少しで朦朧の境に沈むべき性質のものであったの読み方
夏目漱石 「門」

...今は隈なくすき透つて藻の蔭にんでゐる蒸汽船や瀬戸物の破片などまでがはつきりと見えたし崖の小笹の間から滾(こぼ)れる水を招んで気ながに湛えた泉水の水なので...   今は隈なくすき透つて藻の蔭に沈んでゐる蒸汽船や瀬戸物の破片などまでがはつきりと見えたし崖の小笹の間から滾れる水を招んで気ながに湛えた泉水の水なのでの読み方
牧野信一 「村のストア派」

...血脈はむ一途(いっと)である...   血脈は沈む一途であるの読み方
柳宗悦 「工藝の道」

...人は彼の黙において自然の言葉を聞かねばならぬ...   人は彼の沈黙において自然の言葉を聞かねばならぬの読み方
柳宗悦 「工藝の道」

...――この村も今度ダムの計畫によつて湖底にむさうですが――そこへいろいろ調査で行つた人が調べますと椎葉村も平家の子孫で...   ――この村も今度ダムの計畫によつて湖底に沈むさうですが――そこへいろいろ調査で行つた人が調べますと椎葉村も平家の子孫での読み方
吉川英治 「折々の記」

「沈」の読みかた

「沈」の書き方・書き順

いろんなフォントで「沈」

「沈」の英語の意味

「沈なんとか」といえば?   「なんとか沈」の一覧  


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