例文・使い方一覧でみる「沈」の意味


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...その雨の中を歩いて行く俊助の心はんでいた...   その雨の中を歩いて行く俊助の心は沈んでいたの読み方
芥川龍之介 「路上」

...あたりを占めるものは、すべての密林に於るが如く、完全な黙で、それを破るものは只蝉の声と、鶇(つぐみ)(?)の低い、笛に似た呼び声とだけ...   あたりを占めるものは、すべての密林に於るが如く、完全な沈黙で、それを破るものは只蝉の声と、鶇の低い、笛に似た呼び声とだけの読み方
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」

...着にせい」と云うて命令しとる様な様子が何やらおかしい思われた...   沈着にせい」と云うて命令しとる様な様子が何やらおかしい思われたの読み方
岩野泡鳴 「戦話」

...臭気がたいへん濃く澱(ちんでん)している地区と...   臭気がたいへん濃く沈澱している地区との読み方
海野十三 「蠅男」

...死の黙がおとずれた...   死の沈黙がおとずれたの読み方
江戸川乱歩 「影男」

...潜して研究している結果...   沈潜して研究している結果の読み方
高浜虚子 「俳句への道」

...年月を心にかけし御芳野の花の木蔭にしばしやすらふかた分けてなびく柳も咲きいづる花にいとはぬ春のあさかぜみるが内に槇(まき)のしづえもみけり芳野の滝の花のあらしにそれから又...   年月を心にかけし御芳野の花の木蔭にしばしやすらふかた分けてなびく柳も咲きいづる花にいとはぬ春のあさかぜみるが内に槇のしづえも沈みけり芳野の滝の花のあらしにそれから又の読み方
谷崎潤一郎 「聞書抄」

...ある六月の夕方、日がみかけて、空気には乾草や、まだ湯気の立つ家畜の糞や、搾り立ての牛乳の匂いがする頃、ヂューヂャの家の庭先に質素な馬車がはいって来た...   ある六月の夕方、日が沈みかけて、空気には乾草や、まだ湯気の立つ家畜の糞や、搾り立ての牛乳の匂いがする頃、ヂューヂャの家の庭先に質素な馬車がはいって来たの読み方
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「女房ども」

...みがちに言った...   沈みがちに言ったの読み方
ディッケンズ Charles Dickens 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」

...元氣のいゝ人達の中には少數のんだ顏もあつた...   元氣のいゝ人達の中には少數の沈んだ顏もあつたの読み方
寺田寅彦 「寫生紀行」

...そのなんとも言えない黙とその無関心な数言との魅力を味わった...   そのなんとも言えない沈黙とその無関心な数言との魅力を味わったの読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...岸によどみて滞(とゞこほ)り浮ぶ芥(あくた)ともろともにむされて腐れ腐れてこゝにみ行く...   岸によどみて滞り浮ぶ芥ともろともにむされて腐れ腐れてこゝに沈み行くの読み方
永井壮吉 「偏奇館吟草」

...あの頑固(がんこ)なのが意気銷(いきしょうちん)しているところは...   あの頑固なのが意気銷沈しているところはの読み方
夏目漱石 「吾輩は猫である」

...その形の確実と構図の安全と色彩の着は五十歳の老大家の作品といっても誰も疑うものはなかろう...   その形の確実と構図の安全と色彩の沈着は五十歳の老大家の作品といっても誰も疑うものはなかろうの読み方
野上豊一郎 「レンブラントの国」

...彼女を失つて殆ど絶望の淵にんだが...   彼女を失つて殆ど絶望の淵に沈んだがの読み方
濱田耕作 「シュリーマン夫人を憶ふ」

...それきりんでしまうわけね...   それきり沈んでしまうわけねの読み方
室生犀星 「不思議な国の話」

...青ずんだ灰色のなかにんでいた...   青ずんだ灰色のなかに沈んでいたの読み方
山本周五郎 「青べか物語」

...西に陽がんでいるだけのように...   西に陽が沈んでいるだけのようにの読み方
吉川英治 「平の将門」

「沈」の読みかた

「沈」の書き方・書き順

いろんなフォントで「沈」

「沈」の英語の意味

「沈なんとか」といえば?   「なんとか沈」の一覧  


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非実際的な   青碧   盛り込む  

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