...茶室は寂寞(せきばく)たる人世の荒野における沃地(よくち)であった...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...果園と耕土――すぐれたる沃地汝のために割き...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...此処こそ人生といふ沙漠中の沃地である...
野口米次郎 「能楽論」
...私共はこの沃地に湧き出る詩の霊泉を汲んで...
野口米次郎 「能楽論」
...その結果新来住者は云うまでもなく豊富な沃地を獲得した...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...佛領印度支那などの東洋の關門と豊饒な沃地を...
吉川英治 「折々の記」
...青田のそよぐ豐饒な沃地と變つてゐた...
吉川英治 「折々の記」
...その天産と広い沃地へわかれて...
吉川英治 「三国志」
...呉は富強にして山川沃地広く...
吉川英治 「三国志」
...天嶮(てんけん)と沃地(よくち)をもち...
吉川英治 「新書太閤記」
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