...決定的な訳語が無いので「混ぜ物処理」と自己流に訳すことにした...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...決定的な構図が頭に浮かんで来ない...
上村松園 「健康と仕事」
...普通フィヒテの観念論の発展として記されているシェリングの観念論――同一哲学――に決定的な傾向を与えたものは Kroner の云うように自然概念への正当なる顧慮であった...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...――処でこの原則に対する懐疑や或いは寧ろ決定的な攻撃や否定が...
戸坂潤 「科学論」
...実は手こそ原始的人類の物質的・精神的発達に於て決定的な役割に与っていた処のものである...
戸坂潤 「技術の哲学」
...元来技術自身が資本主義の発達に決定的な役割を果して来たのであったが...
戸坂潤 「技術の哲学」
...文献学は哲学へ向って決定的な飛躍を用意するのである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...その最も有名なそして他ならぬ日本の〔国家〕観念に対して最も決定的な影響を与えたルソーに於ては...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...想像できる限りの最も明白で決定的な両刀論法を作ることができる...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...殆んど決定的な価値を帯びてくるのである...
平林初之輔 「犠牲者」
...しかしこの変更は注13で書いたように、暗号文の記号と共に、おそらく、ポーがのちの刊行本のための用意にときどき筆を加えておいたいわゆるロリマー・グレアム本の、自筆の書き入れに拠ったものらしく、まだ決定的な、あるいは完全な、訂正ではないので、この訳本ではすべてもとの「四十一度」にしておいた...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...元気な姿、優雅な顔、決定的な眼です...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...そして決定的な場面でダーンリ氏が書類を持って登場した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...芥川龍之介はスタイルが文学を古典として残すか否かに決定的な力を持っていると言ったとか言って...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この作品の決定的な弱点にはならないだろう...
三好十郎 「恐怖の季節」
...もっとも決定的なことは遠乗りの日の出来事である...
山本周五郎 「菊千代抄」
...云うような決定的なものが...
山本禾太郎 「仙人掌の花」
...まずあの大捷を決定的なものにしたといっても過言ではありますまい」「ああ...
吉川英治 「三国志」
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