...王様になるやうに決められた幼虫は特別な室の中で養はれるのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...遂(つい)に決められたその日...
海野十三 「鬼仏洞事件」
...かの有名な小御所の會議で王政一新の議を決められた...
塚原蓼洲 「兵馬倥偬の人」
...当分植源にいっていることに決められたお島は...
徳田秋声 「あらくれ」
...お増の考えで取り決められたことが不安であった...
徳田秋声 「爛」
...一旦之が意識だと一応決められたものに就て...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...それ故縦え範疇一般とも云うべきものの性質を取って来て空間の性質を決定してもそれは空間なる範疇の性質が決められたこととはならない...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...何等かの便宜的な人工的な約束によって決められたものなのであって...
戸坂潤 「思想としての文学」
...すでに決められた...
戸坂潤 「思想としての文学」
...何か或る特定な尺度によって決められた代表者にだけ与えられるものだということが...
戸坂潤 「日本の頭脳調べ」
...決められたとおり...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...取り殘された他の種類の九州は後になつて殷周二代に決められたものと思はれる...
内藤湖南 「禹貢製作の時代」
...決められた規格に適(かな)った家を作れば...
中谷宇吉郎 「防寒戸」
...これは俺の出し物」と言うので決められた...
三好十郎 「俳優への手紙」
...玉鬘付きの家従や執事が決められた時に豊後介もその一人に登用された...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...真赤(まっか)な衣服に山吹(やまぶき)の花の色の細長は同じ所の西の対の姫君の着料に決められた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...田の字にウを添えた一つの種別とはどうして決められたか...
柳田國男 「地名の研究」
...そう固く決められたがさいご...
吉川英治 「新書太閤記」
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