...此の仕事は残された室を王位につくことに決められた幼虫のはいる室のやうに...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...遂(つい)に決められたその日...
海野十三 「鬼仏洞事件」
...わたしがその幽霊になることに決められたのです...
ストックトン Francis Richard Stockton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...実際の罹病の日時は不快が始まったときと決められた...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...かの有名な小御所の會議で王政一新の議を決められた...
塚原蓼洲 「兵馬倥偬の人」
...じきに山の手の方に取り決められた...
徳田秋声 「爛」
...一旦之が意識だと一応決められたものに就て...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...それ故縦え範疇一般とも云うべきものの性質を取って来て空間の性質を決定してもそれは空間なる範疇の性質が決められたこととはならない...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...何等かの便宜的な人工的な約束によって決められたものなのであって...
戸坂潤 「思想としての文学」
...すでに決められた...
戸坂潤 「思想としての文学」
...何か或る特定な尺度によって決められた代表者にだけ与えられるものだということが...
戸坂潤 「日本の頭脳調べ」
...そして法律で決められた時が来たら結婚しましょう...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...オスロの会議で決められた問題の一つに...
中谷宇吉郎 「国際雪氷委員会のことなど」
...決められた規格に適(かな)った家を作れば...
中谷宇吉郎 「防寒戸」
...士官食堂(サルウン)の掃除と下級員(クルウ)の食事の世話とが為吉のサカモトの毎日の仕事と決められた...
牧逸馬 「上海された男」
...決められた金を持って来たとき...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...後日のことを考えずに決められた無謀なる計画である...
柳田国男 「故郷七十年」
...田の字にウを添えた一つの種別とはどうして決められたか...
柳田國男 「地名の研究」
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