...ひとつお伊勢参りに出かけてやれ』そう決めるとかえって心ははればれとしてきた...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...北国人(ほっこくじん)には珍しいお喋りじゃ」「これは御挨拶(ごあいさつ)です」「まず何よりも決めて貰いたいのは報酬(ほうしゅう)問題じゃ...
海野十三 「地軸作戦」
...それを海洋学の立場から肯定し得るか得ざるかを決めるだけに過ぎぬものである……と...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...あるいは偶然に読んだ詩編か小説かの中である感興に打たれたような場所に決めてしまう...
寺田寅彦 「案内者」
...一両日中に利用しようと心に決めている...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...そして庸三の出方一つで母方の叔父(おじ)が話しを決めに来るはずであった...
徳田秋声 「仮装人物」
...まったく神の思し召し次第で決められるのである...
永井隆 「この子を残して」
...「一つの廟所(びょうしょ)と決めては遺法が普(あまね)くわたらない...
中里介山 「法然行伝」
...結晶形を単一(ユニーク)的に決める条件が見付かれば...
中谷宇吉郎 「低温室だより」
......
仁科芳雄 「NIELS BOHR」
...そうしないことに決めました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日白魔」
...月末払ひといふ話に決めて一時切りあげ……」と云ひながら樽野は懐中(ふところ)から酷く古ぼけた“All Kinds of Dinner table Decoration”などといふ大型の本を取り出して花美な食卓写真の頁を手早く繰つて“Three days in Autumn field”といふ項を開いて...
牧野信一 「円卓子での話」
...だから二日か三日のうちにいよいよあの人もぼくを病院へやることに決めるだろうと思う...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...以前はあんなに独(ひと)り決めをしていた入道ではあっても...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...』なるほど阿闍利さまのそういうお暮しはまことに都合よくちゃんと決めて行われていますゆえ...
室生犀星 「あじゃり」
...暫くまた千鶴子に時間を奪われる覚悟を決めるのだった...
横光利一 「旅愁」
...彼等は祖母イヴォンヌと一緒に住むことに決めてゐた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...ひとり決めていた覚悟であったろう...
吉川英治 「新書太閤記」
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