...決してこの世に永遠の平和を冀求(ききゅう)すべからざるものである...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...決して詞をかけてはなりません...
田中貢太郎 「立山の亡者宿」
...決して悪い気持はしませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...今日僕の論ずるデモクラシーは決して今日に始った事ではない...
新渡戸稲造 「平民道」
...たった一度お会いになっただけで御決心をなさるなどという事はそれ迄決してなかった事でございます...
浜尾四郎 「殺された天一坊」
...決してビクともしないような...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...決してそんな計画は無いと否定してるさうだ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...決してさうぢやないんだ...
北條民雄 「道化芝居」
...決してあり得ぬことではない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...決してフォン・リンリンゲン氏その人につながっていたのではなく...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
...決して妙なことではなくて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...決してこれを改革するのに役立ちはしないのだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...決して、戦争や殺戮が好きであったからではない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...決してしかりと断定すべからず(キケロ)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...決してアルネの故郷の如く越え難き雪の高嶺ではない...
柳田国男 「峠に関する二、三の考察」
...これはまだ決して問題の終りではなかった...
柳田国男 「年中行事覚書」
...すなわち要道の咽喉(いんこう)たる街亭附近の地図をひろげ、地形陣取りの法をくわしく説き、決して、進んで長安を攻めとると考えるな...
吉川英治 「三国志」
...信じようとする心の暴威が決して性愛のそれに劣らないことを...
和辻哲郎 「「自然」を深めよ」
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