...ロンドンで干潮線において水を汲むと非常に硬度が低く良質であるが...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...トルストイの眞意を汲むためにも亦必要である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...怎物に水を汲むのだもの...
石川啄木 「天鵞絨」
...およびテムズ川から直接にまたは潮水が入る溝から桶で汲む貧しい人たちに限られたであろうと...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...眼が覚めたら畜舎だつた、……Jさんの寝床に潜り込んでゐたのだ、……急いで戻つて、水を汲む、飯を焚く、ヒヤをひつかける、……切なくて悩ましかつた...
種田山頭火 「其中日記」
...』鍋一つ、バケツ二つ、水を汲むにも、飯を炊くにも、物を洗ふにも、すべて皆これで間に合はせた...
田山花袋 「歸國」
...目にふるゝ物皆たふとく覺ゆるに白丁のほのめくを見てよめる歌三首かしこきや神の白丁(よぼろ)は眞さやけき御裳濯川に水は汲ますも白栲のよぼろのおりて水は汲む御裳濯川に口漱ぎけり蘿蒸せる杉の落葉のこぼれしを白丁はひりふ宮の垣内にこの日...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...お茶を汲むことも汲ませることも馴れております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...水を汲むとき立つ場所へ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...常に夫の心より光明と真理とを得たることあたかも活ける泉を汲むが如くあった自分であるから...
穂積陳重 「法窓夜話」
...思想をその源泉から汲むためである...
三木清 「哲學はどう學んでゆくか」
...旅人の喜び汲む泉のほとりにまつり...
柳田國男 「日本の伝説」
...三之木は水だけは汲むが...
山本周五郎 「似而非物語」
...涸(か)れて汲むもののない空井戸に似た心が...
吉川英治 「大岡越前」
...彼も漢の景帝の流れを汲む同族とはかねて聞いていたが」「ですから...
吉川英治 「三国志」
...民の心を汲むにもうとく在(おわ)すのはぜひもない...
吉川英治 「三国志」
...若水(わかみず)でも汲むとしようよ」やがて二人の姿が帰って行った先は...
吉川英治 「私本太平記」
...掘らぬ井(ゐ)にたまらぬ水に月映(さ)して影もかたちもなき人ぞ汲む「……ははあ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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