...最大の味を汲(く)み取(と)らねばならぬ...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...杜子春が金の杯(さかずき)に西洋から来た葡萄酒(ぶどうしゅ)を汲(く)んで...
芥川龍之介 「杜子春」
...有体に言うと今の文人の多くは各々蝸牛の殻を守るに汲々として互いに相褒め合ったり罵り合ったりして聊かの小問題を一大事として鎬を削ってる...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...水をいっぱい汲んで来ておくれよ...
林不忘 「安重根」
...この理解を私は他のどこからでもなく私の本性そのものから汲み取ると思はれる...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...汲み上げた水が恐ろしく泥臭いのも尤...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...営利にのみ汲々(きゅうきゅう)としているところは先(まず)相場師と興行師とを兼業したとでも言ったらよいかも知れない...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...島に住む外国人は皆自己の資財を守るに汲々(きゅうきゅう)としている...
中島敦 「光と風と夢」
...慶應義塾の文科生時代に級友の井汲清治...
南部修太郎 「日曜日から日曜日まで」
...『さしくる汐を汲み分けて見れば月こそ桶にあれ』と地謡は歌ふ...
野口米次郎 「能楽論」
...裏の井戸の水汲みでもしな...
正岡容 「寄席」
...とある山寺に一宿なし主僧と汲んだ般若湯(はんにゃとう)などが...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...久保は炊事の水を汲みに附近の井戸へでも行くのか...
三好十郎 「肌の匂い」
...雇いの茶汲(く)み女がはいって来た...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...みずから薪(たきぎ)を割り水を汲(く)んで...
吉川英治 「新書太閤記」
...ひとりが柄杓(ひしゃく)のまま汲んでさし出す水を...
吉川英治 「新書太閤記」
...大坂に在った武蔵を訪うて私(ひそか)に永別の盃(さかずき)を汲み...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...水汲みから、草履取(ぞうりとり)を勤めあげたら、末は若党に取立ててやろう程に」というと、伊織は、黙ってかぶりを振った...
吉川英治 「宮本武蔵」
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