例文・使い方一覧でみる「汪洋」の意味
スポンサーリンク...海の広さを「汪洋」と表現する... 
...彼女の目には汪洋たる愛情が宿っている...
...汪洋たる空と海を前に、私たちは小さく感じた...
...彼の話し方は汪洋として、聞いていて飽きない...
...この小説は汪洋としたストーリー展開があり、一気に読み進めた...
...――炎暑の甚しい東京に汪洋（おうよう）たる長江を懐しがっている...
芥川龍之介 「長江游記」
...軈て濾過された膏血の様な河水が汪洋として流れ込んで来た...
李箱 「出版法」
...」しかし余をして忌憚（きたん）なく言わしめば居士の俳句の方面に於ける指導は実に汪洋（おうよう）たる海のような広濶（こうかつ）な感じのするものであったが写生文の方面に於ける指導はまだ種々の点に於て到らぬ所が多かったようである...
高浜虚子 「子規居士と余」
...汪洋（おうよう）たる大海原の中に真帆（まほ）を風にはらませて浮んでいるに過ぎない...
高浜虚子 「別府温泉」
...左右の島も汪洋たる波も...
高浜虚子 「別府温泉」
...汪洋（おうよう）とした趣を備えて...
近松秋江 「狂乱」
...大海の汪洋（おうよう）は無い...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...常に汪洋（おうよう）たる潮の流れを支持していた...
豊島与志雄 「レ・ミゼラブル」
...汪洋（わうやう）たる生命の諧調を合すであらう...
中沢臨川 「愛は、力は土より」
...汪洋（おうよう）と流れている部分にも...
中島敦 「虎狩」
...汪洋たる水は淀んで居るかと思ふ程に靜かである...
長塚節 「利根川の一夜」
...汪洋として旭日の天に冲するがごとく...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...何か一面に汪洋として新しい眼界が展け...
水野葉舟 「言文一致」
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三好達治 「短歌集 日まはり」
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三好達治 「南窗集」
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