...春は吉野のあさぼらけこむる霞のくれなゐも遠目は紛ふ花の峯夏はラインの夕まぐれ流は遠く水清く映るも岸の深みどり汨羅の淵のさゞれなみ巫山の雲は消えぬれど猶搖落の秋の聲潮も氷る北洋の巖を照らすくれなゐは光しづまぬ夜半の日か...
土井晩翠 「天地有情」
...赤壁圖に題す首陽の蕨手に握り汨羅の水にいざ釣らむやめよ離騷の一悲曲造化無盡の藏のうち我に飛仙の術はあり...
土井晩翠 「天地有情」
...そのまさに汨羅(べきら)に身を投ぜんとして作るところの懐沙之賦(かいさのふ)を長々と引用したとき...
中島敦 「李陵」
...石を抱いて汨羅(べきら)に投ぜんとした...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...石を抱いて汨羅に投ぜんとした...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...汨羅(べきら)の屈原(くつげん)ならざれば...
樋口一葉 「われから」
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