...それらの誤解はいずれも江口の為に...
芥川龍之介 「江口渙氏の事」
...山客亦厳に江口君が有情の人たるを信ぜんと欲す...
芥川龍之介 「八宝飯」
...江口氏は自由黨の綱領中に勞働者解放の一項を加へんことを主張して容れられず...
石川三四郎 「浪」
...)この手紙をよんで、江口と私は、返事のつもりで原稿を書いてくれ、とか「原稿料は拾円均一」とか、「ヒマだらうからぜひ書いてくれ」とか、『書いてくれないか』といふ文句を三つも重ねるところなど、「いかにも菊池らしいなあ、」「いや、これは、菊池流のものの考へ方だよ、」などと、語り合つたことであつた...
宇野浩二 「思ひ出すままに」
...「江口桂本(かつらもと)などいふ遊女がすみか見めぐれば家は南北の岸にさしはさみて心は旅人の思ふさまにさもはかなきわざにてさてもむなしく此の世をさりて来世はいかならん...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...午後五時大同江口を離れ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...江口さんの家から大通りへ出るのには...
豊島与志雄 「霊感」
...江口さんは知っていました...
豊島与志雄 「霊感」
...それから、小火の後始末が一段落つきますと、江口さんは、A女の名前だけは祕して、前後のことをやや詳しく人々に語りました...
豊島与志雄 「霊感」
...江口の遊君(いうくん)に現じたといふ話だらう」「そんなことはどうだつて構ひませんよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...河陽(かや)の離宮やら江口神崎におとらぬ灯やら...
吉川英治 「私本太平記」
...江口や神崎の君たちに...
吉川英治 「随筆 新平家」
...岸に、柳が見え、家かずも多く、大ふね小ふねも、おびただしく着いている――」「やれやれ、江口の里か...
吉川英治 「平の将門」
...江口の君たちには...
吉川英治 「平の将門」
...江口の遊里にかよい...
吉川英治 「平の将門」
...江口の遊里(さと)まで...
吉川英治 「平の将門」
...江口の一楼には、もう大勢の友人が来ていた...
吉川英治 「平の将門」
...江口の里は」「忘れてしまった...
吉川英治 「平の将門」
便利!手書き漢字入力検索