...「汝(わり)ゃ辞儀一つ知らねえ奴の...
有島武郎 「カインの末裔」
...これ汝の尤(もつと)も美しき恋人にあらずや...
石川啄木 「閑天地」
...汝(いまし)の子目弱の王...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...汝(そなた)の黒(くろ)い外套(マントル)で頬(ほゝ)に羽(は)ばたく初心(うぶ)な血(ち)をすッぽりと包(つゝ)んでたも...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...汝の言句(ごんく)皆空し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
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中島敦 「和歌でない歌」
...汝ガ平生ノ労苦ヲ慰ム可キノミ...
成島柳北 「祭活字子文」
...汝の母は泣くぞよ――といふわけなのさ――その...
牧野信一 「鏡地獄」
...「何で汝の顔などを笑ふものか...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...兎象に向い汝湖水を擾(みだ)せし故月いよいよ瞋(いか)ると言い象ますます惶(おそ)れ赦(ゆるし)を乞い群象を帥(ひき)いてその地を去る...
南方熊楠 「十二支考」
...我は先入って子供が汝を食わぬよう縛り付けて来るとて宅に入り太縄で子供を括(くく)り...
南方熊楠 「十二支考」
...汝かの犢を舐(ねぶ)って毒を取り去るか...
南方熊楠 「十二支考」
...楚王人をしてこれに汝(なんじ)来る前に卜(うらな)いしかと問わしむると...
南方熊楠 「十二支考」
...褐衣の人軽々しく洩らすなかれ、洩れたらわれら全からじといい、また韓氏の穉童(ちどう)は名ありやと問うと、いまだ名付かぬ、付いたら名簿へ編入しようという、褐衣の人、汝、明晩また来り笑語すべしといって去った...
南方熊楠 「十二支考」
...汝は誰の子と知れず...
南方熊楠 「人柱の話」
...汝らをはじめ全軍のものは...
吉川英治 「上杉謙信」
...汝の武門には辱(はじ)はあるまい」驚くべし...
吉川英治 「三国志」
...汝(てめえ)の師匠だかなんだか知らねえが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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