...「己れ」の増長を助くるが故に自己を汚すのである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...学者の体面を汚すように思っております...
井上円了 「おばけの正体」
...探偵小説の神聖を汚すものだ...
海野十三 「探偵小説と犯罪事件」
...解剖によって汚すべきではないとのことであった...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...そこにはあらゆるものを汚す一つの毒液がある...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...人間の糞は自然を汚すのか...
豊島与志雄 「「自然」」
...彼女を汚すことになる...
豊島与志雄 「聖女人像」
...淳朴(じゅんぼく)な祝宴は家庭の尊厳を汚するものではなく...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...絶対な「父の愛」「母の愛」を汚すものである...
永井隆 「この子を残して」
...兄さんは先刻(さっき)から足を汚す覚悟で...
夏目漱石 「行人」
...その時余は大概四十何人の席末を汚すのが例であったのに...
夏目漱石 「琴のそら音」
...学校の床を汚す面積は靴の方が下駄より遥かに偉大である...
夏目漱石 「模倣と独立」
...なかんずく応用に至りては仏蘭西革命の歴史の示すが如く独り仏蘭西のみならず人類の歴史を汚す如き乱暴狼藉を来たしたのである...
新渡戸稲造 「デモクラシーの要素」
...双方の品位を損ね純潔を汚すものとして...
波多野精一 「時と永遠」
...自らの手を汚す事だって避けられない...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...決して荒仕事で手指を汚すようなことはしないし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
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正岡子規 「曙覧の歌」
...不肖といえども指南番の名を汚す玄蕃めが...
吉川英治 「剣難女難」
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