...おやぢが汗水たらして稼ぎためた大きな身代に倚りかゝつて愚図々々してゐる中には...
有島武郎 「骨」
...まるで牡牛(おうし)みたいに汗水たらして...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...わたしにはさっぱりわからん!ワーニャ この二十五年のあいだ、僕はこの土地の差配をして、汗水たらして、せっせと君に金を送ってやった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...一日汗水たらして働いた後にのみ浴後の涼味の真諦(しんたい)が味わわれ...
寺田寅彦 「涼味数題」
...汗水たらして働いて取る金だ...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...みんなが汗水たらして働いとるのに...
火野葦平 「花と龍」
...汗水たらして俺達が育てたお稲だ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...汗水たらして俺達が育てたお稲だ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...それだからって汗水たらして皆が働いたものを一人の神経の弛みのために尽く水の泡にされてしまってそのまま泣き寝入に黙っているわけにもいかず...
横光利一 「機械」
...日本の全部をあげて汗水たらして働いているのも...
横光利一 「夜の靴」
...農家がせっせと汗水たらして働き通す生涯の労働の大部分は...
横光利一 「夜の靴」
...アントル県?この県こそ少年が汗水たらして尋ね廻ったところではないか!少年は早速今度は労働者に姿を変えて...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
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