...それは実に一〇〇万年の何十億倍というような永い期間であって...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...永い間のことで、面白いものが相当に集つた...
岩本素白 「菓子の譜」
...「なぜ大不利か? 手錠をかけられていることが永いほど...
海野十三 「人間灰」
...でなければずうっと永い間の知り合いであった...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...かういふ姿と踊りの美しさは永い間に造り上げられ...
田畑修一郎 「盆踊り」
...当分永い間東京に帰らぬつもりで函根(はこね)にいって...
近松秋江 「うつり香」
...山の中腹を縫った道を永いあいだ馬車が駆けて行くうちに...
水野葉舟 「旅からのはがき」
...かなり永いこと動けないでいた...
三好十郎 「肌の匂い」
...私は永い間、窓のところに佇んでいた...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...それは一年の永い日数に比べると...
柳田国男 「木綿以前の事」
...それが一箇月もの永い間...
夢野久作 「白菊」
...日が永いから此(この)港街の見物は一日で済まされるのだが...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...「永い間、月輪どのには、陰に陽に、念仏門のために、一方ならぬお力を貸して賜われた...
吉川英治 「親鸞」
...ことに永い交際(つきあい)の仲...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...……ところで永い間...
吉川英治 「松のや露八」
...」永い一日を結ぶ夕食の卓には...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...叡山焼討で永い伝統を背負った仏教の教権が崩れ...
和辻哲郎 「鎖国」
...しかしそれまで信長と接触した永い間の報告には...
和辻哲郎 「鎖国」
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