...アイスパックで使う氷嚢を買った...
...子供が熱を出して、氷嚢で冷やしてあげた...
...野球の試合の前に選手たちは氷嚢を肩に当ててウォーミングアップする...
...風邪をひいた時には、氷嚢を額に当てるとうっ血を止めることができる...
...外傷を負った場合に、氷嚢を当てることで痛みを軽減することができる...
...要もないのに絶えず氷嚢(ひょうのう)の位置を取りかえてやったりなどしていた...
有島武郎 「或る女」
...氷嚢を取りかえますからね……」とやさしくいうと...
有島武郎 「或る女」
...氷嚢の下よりまなこ光らせて...
石川啄木 「悲しき玩具」
...それは氷嚢(ひょうのう)と氷を買って来てくれというのであった...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...夜は看護婦と交代して二時間置きに氷嚢(ひょうのう)を取り換えなどして...
谷崎潤一郎 「細雪」
...氷嚢やら湯嚢(ゆたんぽ)やらをあてゝやったり...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...病人の額にのせられてる氷嚢にそっと触ってみた...
豊島与志雄 「二つの途」
...氷嚢を額にあててくれ...
豊島与志雄 「二つの途」
...参ると申しても私がやれんような始末で……」小夜子は氷嚢(ひょうのう)をそっと上げて...
夏目漱石 「虞美人草」
...――なあ小夜子行かんでも好いな」小夜子は氷嚢を盆へ載(の)せた...
夏目漱石 「虞美人草」
...自分はそれまで氷嚢は頭か心臓の上でなければ載(の)せるものでないとばかり信じていたのである...
夏目漱石 「行人」
...それから新しい氷を入れた氷嚢(ひょうのう)を頭の上へ載(の)せた...
夏目漱石 「こころ」
...自然に浮んで来るのだが――頭へ氷嚢(ひょうのう)を載(の)せて...
夏目漱石 「琴のそら音」
...宗助(そうすけ)は大(おほ)きな聲(こゑ)を出(だ)して清(きよ)に氷嚢(こほりぶくろ)へ冷(つめ)たい水(みづ)を入(い)れて來(こ)いと命(めい)じた...
夏目漱石 「門」
...二人(ふたり)は氷嚢(こほりぶくろ)を額(ひたひ)から卸(お)ろした...
夏目漱石 「門」
...滑り落ちた氷嚢をお前の額に置きながら...
南部修太郎 「疑惑」
...台所では二つの氷嚢に入れる氷をかく音が妙に淋しく響き主夫婦は...
宮本百合子 「黒馬車」
...私は心臓に氷嚢を当てていた...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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