...水飯(すいはん)に味噌(みそ)を落して濁しけり昭和九年七月二十六日 丸之内倶楽部俳句会...
高浜虚子 「五百句」
...ひ水めして水飯(すいはん)やうのものなど若き上達部(かんだちめ)殿上人(てんじょうびと)どもにたまはさせておほみきまゐるついでにもあはれいにしへの紫式部こそはいみじくありけれ...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...そして院が上達部(かんだちめ)や殿上人(てんじょうびと)と御一緒に水飯(すいはん)を召しあがったという釣殿はどのへんにあったのだろうと右の方の岸を見わたすとそのあたりはいちめんに鬱蒼(うっそう)とした森が生(お)いしげりそれがずうっと神社のうしろの方までつづいているのでその森のある広い面積のぜんたいが離宮の遺趾(いし)であることが明かに指摘できるのであった...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...水飯(すいはん)などを若い人は皆大騒ぎして食べた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ついて来た人々に水飯(すいはん)が饗応(きょうおう)され...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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