...「川の水音が聞こえる」...
...「夜中、滝の水音が耳に心地よい」...
...「水音を聴いていると癒される」...
...「雨の日は窓から水音が聞こえる」...
...「水音をBGMにして勉強すると集中できる」...
...ドブンという恐ろしい水音...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...闇をくぐる水音の声なきが如く...
大手拓次 「「香水の表情」に就いて」
...パシャッと水音をたてたのでそれによっても彼がいるのがわかった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...そうそうたる水音が部屋を占めるなかで...
谷譲次 「踊る地平線」
...月にほえる犬の声いつまでも・朝の雲朝の水にうつり・水に朝月のかげもあつて・水音のやゝ寒い朝のながれくる・朝寒の小魚は岸ちかくあつまり仕事のをはりほつかり灯つた・秋風の水で洗ふ其中庵には次のやうな立札を建つべきか...
種田山頭火 「行乞記」
...雲雀が啼く、蛙が鳴く、蕗の薹、水音、家があると、鶏の声、牛の声、子供の声...
種田山頭火 「道中記」
...川の水音だけが耳につく...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...しゃぶり終ってから骨を遠くへ抛(ほう)ると、水音がし、骨は湖に沈(しず)んで行った...
中島敦 「狐憑」
...水音も立てなかつたのは何とした事でせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...運河の水音がしてゐる...
林芙美子 「浮雲」
...さらさらいっている水音のなかから...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「にいさんと妹」
...さっきの水音は誰かが川へとびこんだのであろう...
山本周五郎 「青べか物語」
...へんな水音がしたぜ...
吉川英治 「大岡越前」
...ごうーッという水音が...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ゴオーッというすごい水音がする...
吉川英治 「神州天馬侠」
...理不尽(りふじん)にも、土足のまま、小舟の中へおどり込んできた者たちは、たちまち、苫(とま)をはねて、川の中へ蹴散(けち)らかし、「お改めだ」「神妙にしろ!」飛び寄った一人、弦之丞の片手を取り、ズルズルと前へ引きずりだそうとすると、足をすくわれたか、その影が、猫回(ねこがえ)りに、舟縁(ふなべり)を越えて、時ならぬ水音、ザアーッと、一面の飛沫(しぶき)に、川面(かわも)を夕立のようにさせた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...かすかな水音のする深い闇の底から...
吉川英治 「松のや露八」
...水音は方々の草や木を潜(くぐ)って...
吉川英治 「宮本武蔵」
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