...「川の水音が聞こえる」...
...「夜中、滝の水音が耳に心地よい」...
...「水音を聴いていると癒される」...
...「雨の日は窓から水音が聞こえる」...
...「水音をBGMにして勉強すると集中できる」...
...時々緋鯉(ひごひ)のはねる水音がして...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...土蟹、蛙、水鶏の声、水音、物みなしづかでおちついてゐる、私の心臓だけがあはたゞしい!酒、酒はうまい...
種田山頭火 「旅日記」
...仏通寺(許山一宿)・あけはなつや満山のみどり水音の若竹のそよがず・山のみどりのふか/″\雲がながれつゝ・塔をかすめてながるゝ雲のちぎれては・ほんにお山はしづかなふくろう四月三日曇――晴れさうな...
種田山頭火 「旅日記」
...…………そして夜中にはどこかに火事があつた!・こどもなかよくあたゝかく芽ぶく・大(マヽ)鼓たたいてさくらちるばかり(高遠)みすゞかる信濃の国の御幣餅です・ぬけさうな歯がぬけてほつと信濃の月(信濃が木曽になる!)・春の夜ふけるとぬけるまへの歯のなやみ・あの水この水の天龍となる水音(伊那)ひるからは風が出て西駒東駒の残雪(望嶽居)・月あかりして山が山がどつしり( 〃 )五月五日晴...
種田山頭火 「旅日記」
...手足を洗う水音がして...
豊島与志雄 「どぶろく幻想」
...遠くからさあさあ水音が這入(はい)ってくる...
夏目漱石 「坑夫」
...遥かに聞える水音で判ります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...とうとうと流れ落ちる水音が洞窟に反響して...
久生十蘭 「地底獣国」
...あたりは轟々たる水音に震駭されて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...せせらぐ水音の中で...
本庄陸男 「石狩川」
...作兵衛滝の水音に二人の神経はそれとも知りません...
吉川英治 「江戸三国志」
...湯殿で水音をさせていた...
吉川英治 「大岡越前」
...近くの水音は、木津へ落ちてゆく谷川かと思われますが」「うかと、里へ出ても危ない...
吉川英治 「私本太平記」
...いつも下へ落ちてゆく水音が寒かった...
吉川英治 「私本太平記」
...瀬の水音も耳を打ってくる...
吉川英治 「新書太閤記」
...水音が聞えたものですから」「ホホホホ...
吉川英治 「平の将門」
...湊川(みなとがわ)の水音だけが枯れ草をそよがせてくる...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...水屋で水音がする...
吉川英治 「宮本武蔵」
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