...「川の水音が聞こえる」...
...「夜中、滝の水音が耳に心地よい」...
...「水音を聴いていると癒される」...
...「雨の日は窓から水音が聞こえる」...
...「水音をBGMにして勉強すると集中できる」...
...国分寺跡といふ芋畑水音の山門をくゞる水音汐風つよくボートが塗りかへられる六月六日病院出勤の入雲洞君といつしよに出発...
種田山頭火 「行乞記」
...・朝の水音のかな/\・はるかにかな/\の山の明けたいろ・岩ばしる水をわたれば観世音立たせたまふ・住めば住まれる掘立小屋も唐黍のうれてゐる・ひよつこり家が花がある峠まがれば大嶺炭坑索道・炭車が空を山のみどりからみどりへ萩に萩さき山蟻のゆきき・坑口(マブ)から出てきてつまぐりの咲いてゐる家・かるかや...
種田山頭火 「行乞記」
...終夜水音、――不眠読書...
種田山頭火 「其中日記」
...今まで眠れるもののように静かであった大川の水音が...
中里介山 「大菩薩峠」
...ピチャリピチャリと舐(な)めるような渚の水音の外は...
中島敦 「環礁」
...たうたうたる瀧の水音...
萩原朔太郎 「瀧」
...(といったが間に合わぬ)子守子 (水音に驚き唄をやめて振り返り...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...運河の水音がしてゐる...
林芙美子 「浮雲」
...耳も聾(ろう)するばかりのすさまじい水音が囂々(ごうごう)と轟きわたり...
久生十蘭 「地底獣国」
...せせらぐ水音の中で...
本庄陸男 「石狩川」
...かいの立てる水音...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...よく獺(かわうそ)がうしろの川で鮭をとりそこなったりして夜中に水音を立てたということなどを聞いた...
室生犀星 「幼年時代」
...雑草の中の水音が高い...
横光利一 「夜の靴」
...その遥かな水音も私自身が泣いてゐるやうである...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...最上川の水音より明らかに...
吉川英治 「剣の四君子」
...かすかな水音のする深い闇の底から...
吉川英治 「松のや露八」
...水音のする沢辺(さわべ)の方へ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...どうどうと軒先の水音が騒がしいのみである...
吉川英治 「宮本武蔵」
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