...「川の水音が聞こえる」...
...「夜中、滝の水音が耳に心地よい」...
...「水音を聴いていると癒される」...
...「雨の日は窓から水音が聞こえる」...
...「水音をBGMにして勉強すると集中できる」...
...北上川の水音は漸々(だんだん)近くなつた...
石川啄木 「鳥影」
...ごうごうという水音が聞こえています...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...・水音の、新年が来た何としづかな、あまりにしづかな元旦だつたらう、それでも一杯ひつかけてお雑煮も食べた...
種田山頭火 「行乞記」
...よい朝のよい御飯が出来た草ふかくおどりあがつたよ赤蛙晴れさうなきりぎりすのないてはとぶ・ちぎられてまた伸びてもう咲いてゐる・いつもかはらぬお地蔵さんで青田風・水音をふんで下ればほととぎす・しづむ陽をまへにして待つてゐる・すつぱだかへとんぼとまらうとするか・ふりかへるうしろすがたが年よつた雑草にうづもれてゐるてふてふとわたくし・とんできたかよ螢いつぴき六月廿八日早すぎるけれど...
種田山頭火 「行乞記」
...水音を聴きつゝ臥床...
種田山頭火 「行乞記」
...押しつぶされて片隅の冬鴨のしづかひとり雪みる酒のこぼれる樹明夫人に・お産かるかつた山茶花のうつくしさ樹明赤ちやんに・雪ふるあしたのをんなとしうまれてきた競つて売られる大魚小魚寒い風・林となり雪の一しほおちついて・ゆふやみの恋猫のこゑはきこえる・冴えかえる水音をのぼれば我が家赤いものが捨てゝある朝の寒い道林のなか...
種田山頭火 「其中日記」
...夜に入つて雨が又強くなつて梓川の水音も耳立つて強くなつた...
寺田寅彦 「雨の上高地」
...耳をすますとごうごう鳴りどよむ水音の間々(あいあい)にかすかに櫓の音が聞える...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...水音さえ眠るの時でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼の聯想(れんそう)はすぐこの水音以上に何倍か彼を苦しめた清子の方へ推(お)し移った...
夏目漱石 「明暗」
...咽喉(のど)を通る水音がごくごくと聞えた...
本庄陸男 「石狩川」
...右の方でやーす!(ザーッと谷川の水音で...
三好十郎 「樹氷」
...姫君が胸をおさえて思っている山荘の外には宇治川が恐ろしい水音を響かせて流れて行くのを...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...湯殿で水音をさせていた...
吉川英治 「大岡越前」
...今度は前より大きな水音がした...
吉川英治 「黒田如水」
...道に沿う水分川に水音なく...
吉川英治 「私本太平記」
...異様な水音を下に聞いたし...
吉川英治 「私本太平記」
...水音が闇を走ってゆく...
吉川英治 「宮本武蔵」
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