...「川の水音が聞こえる」...
...「夜中、滝の水音が耳に心地よい」...
...「水音を聴いていると癒される」...
...「雨の日は窓から水音が聞こえる」...
...「水音をBGMにして勉強すると集中できる」...
...国分寺跡といふ芋畑水音の山門をくゞる水音汐風つよくボートが塗りかへられる六月六日病院出勤の入雲洞君といつしよに出発...
種田山頭火 「行乞記」
...・けさの水音の、ゆふべがおもひだされる雨・サイレン鳴れば犬がほえる秋雨嵐のかげのしろ/″\と韮の花・日向ごろりとヱスもわたしも秋草に・あらしのあとの水音が身のまはり・月へ汲みあげる水のあかるさ・月のさやけさ酒は身ぬちをめぐる・月が酒が私ひとりの秋かよ九月廿二日秋日和、天高く雲遊ぶ、身心不調、沈欝せんすべなし...
種田山頭火 「其中日記」
...……・藪かげ椿いちりんの赤さ・いつも貧乏でふきのとうやたらに出てくる引越して来て木蓮咲いた・ゆらぐ枝の芽ぶかうとして・水音の山ざくら散るばかり出征兵士の家・日の丸がへんぽんと咲いてゐるもの松並木よ伐り倒されて松並木は子供らを遊ばせて改作花ぐもりの...
種田山頭火 「其中日記」
...つつましく芽ぶいてゐる・水音の暮れてゆく山ざくらちる・さくら二三本でそこで踊つてゐる白い蝶が黄ろい蝶が春風しゆうしゆうさくらちる暮れてもかへらない連中に花見べんたうほろつと歯がぬけた四月八日雨...
種田山頭火 「其中日記」
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種田山頭火 「草木塔」
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種田山頭火 「草木塔」
...水音、水音、水音はよいかなよいかな...
種田山頭火 「旅日記」
...雲雀が啼く、蛙が鳴く、蕗の薹、水音、家があると、鶏の声、牛の声、子供の声...
種田山頭火 「道中記」
...夜に入つて雨が又強くなつて梓川の水音も耳立つて強くなつた...
寺田寅彦 「雨の上高地」
...淙々として流れる溪流の水音と...
寺田寅彦 「伊香保」
...水音はうるさいが凉しかった...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...涼しい水音を偲(しの)ばせる売り声を競(きそ)う後からだらりと白く乾いた舌を垂らして犬がさも肉体を持て余したようについて行く...
水上滝太郎 「山の手の子」
...水田の泥掻の水音...
三好十郎 「斬られの仙太」
...すぐに水音がして...
山本周五郎 「新潮記」
...× ×いつか、初瀬川の水音も、夏の夜ながら、肌寒いほど更(ふ)けかけていた...
吉川英治 「私本太平記」
...ゴオーッというすごい水音がする...
吉川英治 「神州天馬侠」
...一人はもうざぶざぶと水音を立てている...
吉川英治 「親鸞」
...水音が闇を走ってゆく...
吉川英治 「宮本武蔵」
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