...「川の水音が聞こえる」...
...「夜中、滝の水音が耳に心地よい」...
...「水音を聴いていると癒される」...
...「雨の日は窓から水音が聞こえる」...
...「水音をBGMにして勉強すると集中できる」...
...水音緩(ゆる)き北上の流に臨み...
石川啄木 「葬列」
...大きな水音をたてて...
海野十三 「豆潜水艇の行方」
......
種田山頭火 「行乞記」
...追加・おべんとうをひらく雀も何やら食べてゐる・昼寝覚の夕立の水音が鳴りだした八月十八日昨夜は二人共安眠熟睡だつた...
種田山頭火 「行乞記」
...・朝の水音のかな/\・はるかにかな/\の山の明けたいろ・岩ばしる水をわたれば観世音立たせたまふ・住めば住まれる掘立小屋も唐黍のうれてゐる・ひよつこり家が花がある峠まがれば大嶺炭坑索道・炭車が空を山のみどりからみどりへ萩に萩さき山蟻のゆきき・坑口(マブ)から出てきてつまぐりの咲いてゐる家・かるかや...
種田山頭火 「行乞記」
...・水音もあたらしい橋ができてゐる・新国道まつすぐに春の風・うらゝかにして腹がへつてゐる・送電塔に風がある雲雀のうた・麦田風はれ/″\として藁塚や・裏口からたんぽゝにたんぽゝ・春風のお地蔵さんは無一物・あれが変電所でうらゝか・こんなに虫が死んでゐる...
種田山頭火 「其中日記」
...なんでもないみち・林も春の雨と水音の二重奏・かろいつかれのあしもとのすみれぐさママとよばれつつ蓬摘んでゐる・藁塚ならんでゐる雑草の春あれこれ咲いて桜も咲いてゐる・春はまだ寒い焚火のそばでヨーヨー・みんなかへつてしまつて遠千鳥三月廿七日どうやら霽れさうだ...
種田山頭火 「其中日記」
...岩かゞみ草などがちらほら眼につく、莟はまだ堅い、いろ/\の小鳥がほがらかにさえづつてゐる、しづかな木立、きよらかな水音、くづれた炭焼小屋、ふきのとう、わらび、雑木の芽、落葉松の若葉はこまやかに、白樺の肌は白うかゞやく...
種田山頭火 「旅日記」
...魚群の泳ぎ逃げる水音が津浪のように聞える...
豊島与志雄 「文学以前」
...とうとうと流れ落ちる水音が洞窟に反響して...
久生十蘭 「地底獣国」
...さっきの水音は誰かが川へとびこんだのであろう...
山本周五郎 「青べか物語」
...家まわりの溝(みぞ)のとくとくという水音で雪解(ゆきげ)の季節の来たことを知ったのもその前後だった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...彼はまた子供のように水音を聞くのだった...
横光利一 「旅愁」
...ざあざあと水音らしい響が聞えて来る...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
...池の水が小さい水音をたてた...
吉川英治 「黒田如水」
...水音が聞えたものですから」「ホホホホ...
吉川英治 「平の将門」
...すさまじく水音を高めていた...
吉川英治 「源頼朝」
...――ふと水音が耳につく...
吉川英治 「宮本武蔵」
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