...だが批判主義を畳の上の水練と貶したヘーゲル自身が...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...おぼれかかった弱い者が水練家の腕に手を触れて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...水練場(すゐれんば)の板小屋(いたごや)が取払(とりはら)はれて...
永井荷風 「すみだ川」
...私は毎年(まいねん)の暑中休暇を東京に送り馴れたその頃の事を回想して今に愉快でならぬのは七月八月の両月(ふたつき)を大川端(おおかわばた)の水練場(すいれんば)に送った事である...
永井荷風 「夏の町」
...その夏始めて両国(りょうごく)の水練場(すいれんば)へ通いだしたので...
永井荷風 「日和下駄」
...わたくしもこの辺の水練場で始めて泳ぎを教えられたのであった...
永井荷風 「向島」
...水練の達者は、水面は浅いが、水深はかなり深い水底へくぐって行ったが、やや暫くあって、浮び出た時には藁(わら)をも掴(つか)んではいなかった...
中里介山 「大菩薩峠」
...もう一人の水練が...
中里介山 「大菩薩峠」
...この二人の親子が水練を心得ている限り――船頭のことだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...水練の修得などをうる機會はなかつた...
長谷川時雨 「水」
...あまり水練の達者でない林助は...
火野葦平 「花と龍」
...生粉(なまこ)の水練りならば水を使うから...
柳田国男 「木綿以前の事」
...餅とはいっても水練りの粉を固めたものだったろうと思う...
柳田国男 「木綿以前の事」
...おそらく水練を知らないからこそ六はとび込んだのであろうが...
山本周五郎 「さぶ」
...水練の覚えのない新九郎は...
吉川英治 「剣難女難」
...水練に長じた者を入れて...
吉川英治 「三国志」
...蜀軍随一の水練の達者周倉(しゅうそう)であったことがもう全軍へ知れ渡っていた...
吉川英治 「三国志」
...水練には巧者でも...
吉川英治 「源頼朝」
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