...「この船の水夫長は、とても経験豊富で信頼がおける...
...「水夫長によると、この海域はあまり安全ではないらしい...
...「水夫長の指示に従って、船の舵を切りました...
...「水夫長の代わりに誰が今夜の航海を担当することになったんですか?」...
...「水夫長と船長が揉めているようです...
...水夫長と一人(ひとり)のボーイとが押し並んで...
有島武郎 「或る女」
...足はとうとう不具になったらしいが痛みはたいていなくなったと水夫長がいうと葉子は始めて安心して...
有島武郎 「或る女」
...水夫長とボーイとの足音は廊下のかなたに遠ざかって消えてしまった...
有島武郎 「或る女」
...天祥丸の水夫長、そして殺人犯人矢島五郎君を紹介するよ...
大阪圭吉 「カンカン虫殺人事件」
...畳敷きにはできない形ではあるが、それをその面積に換えれば六畳ぐらいは敷けるだろうと思われる「おもて」には、上下二段にベッドを作りつけて、水夫長、大工、舵取(かじと)りを除いた、水夫五人と、おもてのコックが一人(ひとり)と、ストキとが寝るようにできていて、その中央に、テーブルと、ベンチとが作りつけてあった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...お前は殺人犯(ひとごろし)だと言うじゃないか」水夫長(ボウシン)が呶鳴った...
牧逸馬 「上海された男」
...「機関部の奴に預けましょうか」と水夫長(ボウシン)が尋ねた...
牧逸馬 「上海された男」
...ボストンを」水夫長(ボウシン)は毯のように飛び出して行って直ぐ前の機関室の汽(セリンダア)の上から呶鳴った...
牧逸馬 「上海された男」
...しかし水夫長はジッと我慢した...
夢野久作 「幽霊と推進機」
...「……オイ……どこへ行くんだ」「……消毒しに行くんだ……」と水夫長は見向きもせずに怒鳴りながら...
夢野久作 「幽霊と推進機」
...反抗(てむかい)もしなければ船を降りもしなかった……ノメノメと船長のポケットにブラ下って帰って来やがった……アンナ奴は船乗仲間の面(つら)よごしでこの船の穢(けが)れになるばかりだ……船長もヤキが廻ったらしいからこの船もオシマイだろう……俺がオン出るか船長をタタキ出すか二つに一つだろう……今に見ろ……ドウスルカ……」……といったような事を喘(あえ)ぎ喘ぎ云いながら水夫長は...
夢野久作 「幽霊と推進機」
...水夫長はモウ別の階段から出て行ったらしく...
夢野久作 「幽霊と推進機」
...水夫長もおんなじように気が弱っていたものに違いなかったが...
夢野久作 「幽霊と推進機」
...「水夫長ドコ行キマシタ」「先刻(さっき)頭が痛いと云って降りて行ったようですが?」「困リマス...
夢野久作 「幽霊と推進機」
...同時に水夫長がウームと唸った...
夢野久作 「幽霊と推進機」
...その水夫長の額や手足は...
夢野久作 「幽霊と推進機」
...そうした水夫長の姿をジッと見下していたが...
夢野久作 「幽霊と推進機」
...私は水夫長の救命胴着(コルク・チョッキ)を身に着けて...
夢野久作 「幽霊と推進機」
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