...けっして調和を一松崎水亭にのみゆだぬべきものではない...
芥川龍之介 「松江印象記」
...嘗(かつ)て湘水亭に一泊せしことあり...
高浜虚子 「五百五十句」
...牛込肴町の柳水亭という端席へ...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...柳水亭はその後、勝岡演芸場となって晩年の若水美登里などの安芝居の定席となり、のち東宝系の映画小屋となってしまったが、電車道に沿って二階いっぱいに客席のある寂しい小屋だった...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...そこそこに柳水亭の階子段を駆け下りて下足をもらうとまだ土砂降りの往来へと飛び出してしまった...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...暑いころに涼しい水亭(すいてい)に出て院がながめておいでになる池には...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...水あれば朱欄(しゅらん)の橋や水亭の玉池(ぎょくち)があった蹟(あと)である...
吉川英治 「三国志」
...水亭の一卓を囲んで...
吉川英治 「三国志」
...奥の水亭の一室がよかろう」それから周瑜は...
吉川英治 「三国志」
...水亭の簾にさんざめいていることすらあった...
吉川英治 「私本太平記」
...ここの水亭の景は...
吉川英治 「私本太平記」
...やがて水亭の夜は...
吉川英治 「私本太平記」
...そこには泉殿(いずみどの)とよぶ一棟(ひとむね)の水亭(すいてい)がある...
吉川英治 「神州天馬侠」
...琵琶亭(びわてい)などもまさにそんな画中の水亭(すいてい)だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...折ふし水亭の別座敷で琵琶(びわ)の音がした...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「和子がこれから訪ねてゆく右大臣家は、小一条のお館だけれど、九条にも御別荘があるし、河原の石水亭も、お住居のひとつなんだよ...
吉川英治 「平の将門」
...すると、一軒の水亭から、やはり一人の遊女に送られて、舟に乗りかけている都人らしい客があった...
吉川英治 「平の将門」
...彼処(かしこ)の水亭に...
吉川英治 「平の将門」
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