...へいから水ぎわまで...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「みにくいアヒルの子」
...懐中電燈に照らしだされた池の水ぎわには...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...水ぎわに腰かけた形になって...
江戸川乱歩 「影男」
...水ぎわにちらほらと三葉四葉ついた櫨(はぜ)の実生えが...
鈴木三重吉 「千鳥」
...険(けわ)しい丘の脇腹に狭い棚のような路が水ぎわに近づいたり遠ざかったりして...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...よって平日この心にて修行すべきなり」とかまた「水ぎわまでの間にて敵を仕留めよ...
寺田寅彦 「空想日録」
...川岸通りの傾斜が水ぎわまで下ってる所に近づいていった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...残壊物の堆積は水ぎわに高くそびえていて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...燈明が高いので水ぎわの石にのってもまだいっぱいに手をのばさねばならぬ...
中勘助 「島守」
...渡れば水ぎわを伝ってこっちへ来る...
夏目漱石 「三四郎」
...それほど水ぎわ立った武者振りだった……というのは...
野村胡堂 「胡堂百話」
...あまり水ぎわ立ったやり方なんで...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...こういう水ぎわ立ったことは出来ぬはず...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...旧砲台の砲門から十尺ほど下った水ぎわに...
久生十蘭 「あなたも私も」
...水ぎわの獅子と聖者のついた円柱と...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...タッジオは斜めに水ぎわへおりて行った...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...水ぎわ近く折敷いて...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして、秀吉が、眼をこらして見ていた装(よそお)いの武者――鹿角のかぶとをかぶった平八郎忠勝は、そのとき、水ぎわへ寄って、馬から降り、馬の口を、川の流れで洗っていた...
吉川英治 「新書太閤記」
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