...一朝天風妖氛(えうふん)を払ひ海内の文章先生に落つ...
芥川龍之介 「「鏡花全集」目録開口」
...作者が文壇の塵氛(ぢんぷん)の中に...
芥川龍之介 「点心」
...汗臭氛々(ふんぷん)用捨なく室内に漲(みなぎ)るには...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...船室は忽ちに嘔吐(おうど)の声氛(ふんうん)として満ち...
石川啄木 「閑天地」
...このベエルのやうな氛気(ふんき)とともに...
大手拓次 「藍色の蟇」
...※気冤氛(れいきえんふん)...
田中貢太郎 「続黄梁」
...氤(いんうん)たる瞑氛(めいふん)が散るともなしに四肢五体に纏綿(てんめん)して...
夏目漱石 「草枕」
...今頃は目に見えぬ霊氛(れいふん)となって...
夏目漱石 「草枕」
...すべてのものを幽玄に化する一種の霊氛(れいふん)のなかに髣髴(ほうふつ)として...
夏目漱石 「草枕」
...朦朧(もうろう)と一団の妖氛(ようふん)となって...
夏目漱石 「坑夫」
...そうしてこの氛囲気(ふんいき)の片隅(かたすみ)に身を置いた自分は...
夏目漱石 「明暗」
...暑氛与客恨...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...氛万里一塵無...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...春の日のほのぼのたる氛囲気に包まれてゐたものは...
淀野隆三 「思ひ出づるまゝに」
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