...朝十時頃になっても老人の起き出す気配がないので行って見ると...
犬田卯 「一老人」
...もう十一時になるというのにいっこう出る気配がないじゃないか...
海野十三 「地球を狙う者」
...けれども戸締りがしてないのに家の中に人の気配がないと...
大阪圭吉 「寒の夜晴れ」
...だれも出て来そうな気配がないと...
永井隆 「この子を残して」
...この近辺にわが尋ねる先生の気配がない...
中里介山 「大菩薩峠」
...誰も起きる気配がないので...
林芙美子 「浮雲」
...出て来る気配がないので...
火野葦平 「糞尿譚」
...一〇分過ぎても子供の来る気配がない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...メイの気配がない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...陸には人の気配がないのである...
本庄陸男 「石狩川」
...もう十二時も回つたと云ふのに未だ帰る気配がない...
牧野信一 「蝉」
...次ぎがまだ産れそうな気配がないので...
横光利一 「夜の靴」
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