例文・使い方一覧でみる「気組み」の意味

...河岸で一番首を討取る気組みで... 河岸で一番首を討取る気組みでの読み方
泉鏡花「婦系図」

...今にも食堂を立去ろうとする気組みを見せた... 今にも食堂を立去ろうとする気組みを見せたの読み方
江戸川乱歩「悪魔の紋章」

...「それでは一つこの意気組みで会を起そうではないか... 「それでは一つこの意気組みで会を起そうではないかの読み方
高村光雲「幕末維新懐古談」

...私はわけもなくその気組みに圧される想ひで... 私はわけもなくその気組みに圧される想ひでの読み方
武田麟太郎「大凶の籤」

...その気組みはしぜんしぜんと少年の目にあらわれ... その気組みはしぜんしぜんと少年の目にあらわれの読み方
橘外男「亡霊怪猫屋敷」

...自分で朗読でもして聞かせるかのような意気組みで……「中古のころなりけん...
中里介山「大菩薩峠」

...改めて列座の者共を睥睨（へいげい）する意気組みで... 改めて列座の者共を睥睨する意気組みでの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...前回の失敗の名誉回復をやり出すような意気組みで... 前回の失敗の名誉回復をやり出すような意気組みでの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...あの福屋一家には七度（ななたび）生れ変っても酬（むく）い切れないほどの怨みがある」「…………」その気組みの激しさに... あの福屋一家には七度生れ変っても酬い切れないほどの怨みがある」「…………」その気組みの激しさにの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...神田上水の大樋（おおどい）の中に流れ込むぞ――」「…………」寸毫の隙もない相手の気組みと... 神田上水の大樋の中に流れ込むぞ――」「…………」寸毫の隙もない相手の気組みとの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...それに気組みが大変じゃないか... それに気組みが大変じゃないかの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...黒々とした阿賀妻の気組みを読み取った... 黒々とした阿賀妻の気組みを読み取ったの読み方
本庄陸男「石狩川」

...自然のうつりかわりなんぞに気を奪われている暇はないというように殺気だった意気組みで...
「朝の風」

...搾取と闘おうとするわれわれの当然の意気組みをそらすような一番始末にいけない「諦め」でフぬけとなるよう...
宮本百合子「『キング』で得をするのは誰か」

...年月をかける気組みがなければ... 年月をかける気組みがなければの読み方
山本周五郎「ちくしょう谷」

...まだまだ若い者に負けるものかという気組み... まだまだ若い者に負けるものかという気組みの読み方
山本笑月「明治世相百話」

...負惜しみを云ったってやはり恰好はつけただろうと冠せる気組みも見え...
横光利一「旅愁」

...新九郎殿とやらの意気組み... 新九郎殿とやらの意気組みの読み方
吉川英治「剣難女難」

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