...気紛れでなしに本式に土地の耕作をする必要が起るとともに...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...展覧会ナゾは気紛れに思立っても皆ブショウだからその計画も捗取(はかど)らないでとうとう実現されなかった...
内田魯庵 「鴎外博士の追憶」
...いかにも人の不幸のところへ心ない遊蕩児(ゆうとうじ)の気紛(きまぐ)れな仕業(しわざ)と人に取られるかも知れなかったが...
橘外男 「生不動」
...その頃(ころ)私は或(あ)る気紛(きまぐ)れな考(かんがえ)から...
谷崎潤一郎 「秘密」
...なるほどラエーフスキイは気紛れで放埒で変な男ではあるが...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...気紛(きまぐ)れの散歩のようでもあり...
徳田秋声 「仮装人物」
...ただ気紛れな遊びに過ぎないとしましても...
豊島与志雄 「死因の疑問」
...彼女はジョルジュの気紛れに逆らうことができなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...くだらない弁慶を見せられるか」怒気紛々(どきふんぷん)として弥助が罵(ののし)りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの気紛(きまぐ)れ者が...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの通りの気紛屋(キャプリシウズ)だから...
久生十蘭 「キャラコさん」
...気紛れなマネキン!……)竜太郎は...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...細君が気紛れに市の仕立屋へ注文した...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...気紛れや我儘で放擲するのではなくて...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...狂った・無節制な・気紛れに従って...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...唯だ気紛れにする事ぞ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...更に嗜好や気紛れにも支配される...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...実は私の此処に来たのはひどい気紛れからで...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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