...――「その植木屋の娘と云ふのは器量も善いし、気立ても善いし、――それはわたしに優しくしてくれるのです...
芥川龍之介 「歯車」
...彼等は如何にも気立てがよく...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...そのうえお気立てのやさしい...
大阪圭吉 「幽霊妻」
...とっても気の弱い気立てのいい子で...
高見順 「如何なる星の下に」
...仕合わせとこれが気立てのやさしい正直もので...
寺田寅彦 「どんぐり」
...気立ての優しいよい娘であったが...
寺田寅彦 「やもり物語」
...気立ての優しいことなどをベラベラと説き立てた...
徳田秋声 「新世帯」
...気立ての至って優しいものだということを説き出した...
徳田秋声 「新世帯」
...気立ての面白い女なら...
徳田秋声 「爛」
...気立てのいいお静は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...せめて気立てのいい嫁でも貰ってやって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この気立ての好いポルトガル人は未だに裏切りの言葉を敢えて口にすることが出来ずにいた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...「だけど気立てはいいのよ」「彼女は裏書のために戻ってきたんだ」ウージェーヌがデルフィーヌの耳に囁いた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...気立てのいい、実直な美人でしたが、世間を知りません...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...その人々の気立てによって...
宮本百合子 「生きるための協力者」
...仲よしは仲よしだよなぜこんなことぼくが言うかと言うといつか内の母がきげんの良い時にぼくをつかまえて「お前にお嫁さんもらう時にはおとなりの光子さんのような気立ての良い子がいいね」と言って...
三好十郎 「詩劇 水仙と木魚」
...気立てはあの通り...
三好十郎 「樹氷」
...気立てがすなおで...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
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