...まるで中気病みですわ...
林不忘 「安重根」
...夫人の気病みや憂鬱(ゆううつ)...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...何の訳もない気病みというものは不思議に当るものだと云う話である...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...中気病みの三次郎と...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――中気病みは誰にでも真似が出来るし...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...女や中気病みの仕業じゃねえ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あの中気病みの――」「そうだよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「きっと天気病みでいらっしゃるんですね? 今日はたいへんふさいでいらっしゃるようにお見受けしますが」「そうです」と...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...しょせん、気病みのたぐい...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...私の復讐心は何故もっと強烈に燃え上らないのか? 私は実に自分が中気病みででもあるかの如く...
松永延造 「職工と微笑」
...こんな工合で中気病みを続けた丈なのである...
松永延造 「職工と微笑」
...顔に出来た腫物のために死んだ夫の一週忌もすまない内にその後を追いかける様にして自分も気病みが元で死んで仕舞った事は種々な点でお関を困らせた...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...体の水脹(みずぶく)れにふくれた中気病みである...
山本周五郎 「留さんとその女」
...……鳩山君が俺に譲れ譲れというのを「大切なお役を中気病みに任せられるか」と云って大層憎まれてね...
吉田茂 「私は隠居ではない」
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