...同僚(なかま)に対して気恥かしい位...
石川啄木 「菊池君」
...内緒事でも見つけられたやうに気恥しさうに...
薄田泣菫 「独楽園」
...へんに気恥ずかしく...
太宰治 「女生徒」
...気恥ずかしき行為と考えていましたところ...
太宰治 「二十世紀旗手」
...気恥かしくなって来て...
田中英光 「オリンポスの果実」
...顔を見るのが気恥かしくもあるってわけさ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...わたし自身がなぜかとつぜん彼女に対して気恥ずかしいような...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...別に気恥しいことも後ろ暗いこともあるわけではないが...
豊島与志雄 「立枯れ」
...気怯れも気恥しさも感ぜず...
豊島与志雄 「旅だち」
...その気恥しいものを...
豊島与志雄 「無法者」
...いささか気恥かしいようでもあるが...
中里介山 「大菩薩峠」
...私は気恥かしくなつてそつぽを向いた...
中戸川吉二 「イボタの虫」
...よく弟ともそう申しては笑うこってございますよ」敬太郎は何となく自分の身の上を顧(かえり)みて気恥かしい思をした...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...一寸と気恥し気に笑つた...
牧野信一 「鏡地獄」
...彼女に大変気恥しい思ひをした...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...源氏は気恥ずかしい気がしてそれ以上の手出しはできなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...弁の尼はこの役を勤めることが気恥ずかしく...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...曹操の前に出すには気恥ずかしいような気がした...
吉川英治 「三国志」
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