...気恥かしいように進みながら...
岩野泡鳴 「耽溺」
...気恥かしくなって来て...
田中英光 「オリンポスの果実」
...やはり気恥(きはず)かしさや僻(ひが)みもあり張り詰(つ)めた気も一遍(いっぺん)に折れた...
田中英光 「オリンポスの果実」
...あまりに子供じみた馬鹿らしいことをいい出すのが気恥かしいようで...
近松秋江 「霜凍る宵」
...気恥ずかしくもあった...
徳田秋声 「仮装人物」
...たいへん気恥しいもののことがある...
豊島与志雄 「無法者」
...俺(おい)らには気恥しくってやっていられねえ」「困ったねえ」「俺らはもう印度人は廃業だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...いささか気恥かしいようでもあるが...
中里介山 「大菩薩峠」
...すると彼は妙に気恥しくなつた...
原民喜 「雲雀病院」
...時世の変ったこの頃では気恥かしくてうかうかとは裸にもなれない始末です...
火野葦平 「糞尿譚」
...わけもない気恥しい気持ばかりがグツと喉に詰つた...
牧野信一 「或る五月の朝の話」
...妙な気恥しさを感じたもので...
牧野信一 「砂浜」
...今更ぬけ/\と降りて行くのも気恥しく...
牧野信一 「月あかり」
...ほんとうのことを続けて答へるのが気恥しかつたのだが...
牧野信一 「素書」
...済まないような気恥かしさを時に覚える...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...急に気恥かしくなったか...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...自分でも気恥かしくなって来たとみえ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...気恥かしいかぎりでしかない...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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