...なお気安く心地爽かに眠り得た...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...案外気安く大和絵の幅(ふく)を掛けてくれた...
岩本素白 「野の墓」
...子供は日増しに母親と気安くなって来た...
徳田秋声 「爛」
...却つて気安くていゝつていふの...
徳田秋聲 「二つの失敗」
...」北村は気安く言った...
豊島与志雄 「自由人」
...美代子とは気安く話が出来ましたし...
豊島与志雄 「白藤」
...しげしげ伺うようになってからは先生も大分気安く...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...誰でも父親の鼻息をうかがえば気安くいられるということを語っている...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...万事をできるだけ気安く考え...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...むしろ気安くていいとさえ思ってはいるものの...
堀辰雄 「かげろうの日記」
...気安くて、親切で、底抜けで、とても軽率なのです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...気安く優しい女房に要点を打ち明けた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...気安く考えないで...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...源氏にとってはこの人ほど気安く思われる夫人はなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...薫は主人がたの人として気安く扱いながらも...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それからのちの宮は二条の院へ気安くおいでになることもおできにならなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...一人で来ていられるのはかえって気安く思われますからね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...安いこれらの品を気安く用いた...
柳宗悦 「工藝の道」
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